まとめ
【定義】
中生代ジュラ紀に生息した、爬虫類と鳥類の中間的な特徴を持つ絶滅動物。進化の過程を示す重要な指標とされる。
学習の要点
- 重要語句:移行的化石、中生代、脳の大型化、原始の海
- 用語の意義:恐竜(爬虫類)から鳥類へと進化する途上の姿を留めており、生物が長い時間をかけて変化してきたことを証明する歴史的証拠としての価値を持つ。
解説
中生代に現れたシソ鳥は、全身に羽毛が生え、翼を持つという鳥類の特徴を備える一方で、口には鋭い歯があり、指先には爪、そして長い尾骨を持つという爬虫類特有の性質を色濃く残していた。この両方の特徴を併せ持つ姿は、生物の系統が枝分かれし進化していく様子を具現化したものといえる。
地球の生命史を俯瞰すると、全生命の起源はメタン(CH4)やシアン化水素(HCN)などの多様な物質が溶け込んだ「物質のスープのような海」にあるとされる。こうした原始の海から誕生した生命は、中生代の恐竜絶滅を経て、新生代における哺乳類の繁栄へと繋がっていった。
生命の進化は人類の出現においても顕著であり、アフリカを起点とした拡散と脳の大型化が特徴的である。直立二足歩行の獲得により、脳容量は猿人(約460cm³)から原人(約1000cm³)、旧人(約1500cm³)、新人(約1400cm³)へと推移した。これは、比較対象となる類人猿(約400cm³)と比べても極めて大きな変化であり、人類が高度な知能を獲得した過程を示している。
補足
学名は「アーケオプテリクス」。1861年にドイツのゾルンホーフェンで発見された化石は、チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を発表した直後だったこともあり、進化論の正当性を裏付ける決定的な証拠として注目を集めた。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
シソ鳥(しそちょう)は、いまから約1億5000万年前の「中生代」という時代に生きていた、鳥の先祖に近い生き物です。今の鳥と同じように羽が生えていますが、トカゲのような「は虫類」と同じように、口に歯があったり、翼にツメがあったりするのが特徴です。
地球の生き物は、大昔の「スープのような海」の中で、いろいろな物質がまざりあって誕生したといわれています。そこから長い時間をかけて進化し、シソ鳥のような生き物が現れ、恐竜が絶滅したあとには人間へとつながる仲間が広がっていきました。
わたしたち人間も、長い時間をかけて進化してきました。2本の足で立って歩くようになったことで、脳がとても大きく発達したのです。大昔の猿人と今の人間をくらべると、脳の大きさは3倍以上も違います。シソ鳥などの化石を調べることは、生き物がどのように今の姿になったのかを知るための大切な手がかりになります。
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