ユーステノプテロン

ユーステノプテロン

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

ユーステノプテロン
古生代デボン紀に生息していた、ヒレの中に四肢動物と共通の骨格を持つ肉鰭類の魚類

解説

ユーステノプテロンは、約3億8500万年前の古生代デボン紀後期に繁栄した硬骨魚類の一種です。カナダのミグアシャ国立公園などで非常に保存状態の良い化石が発見されており、脊椎動物が水中から陸上へと進出する過程を解明する上で極めて重要な鍵を握る生物として知られています。

最大の特徴は、その胸びれと腹びれの内部構造にあります。通常の魚類とは異なり、ヒレの根元に肉質の「肉鰭(にくき)」を持ち、その中には上腕骨、橈骨、尺骨といった、後の両生類爬虫類哺乳類などの四肢動物の腕や脚に見られるものと相同な骨格が備わっていました。この構造こそが、後の「歩くための足」へと進化する直接のルーツであると考えられています。

コラム

解剖学的な調査により、ユーステノプテロンはエラ呼吸だけでなく、肺呼吸を行っていた可能性が高いことが示唆されています。また、鼻の穴が口の中へと通じている「内鼻孔(ないびこう)」を持っていたことも、陸上生活への適応を示す重要な証拠です。

かつては陸上を這い回っていたと考えられたこともありましたが、現在では主に水中で生活し、その強力なヒレを使って水底を蹴ったり、獲物を待ち伏せしたりする際に役立てていたという説が有力です。ティクターリクやイクチオステガといった、より陸生に近い生物へと繋がる進化のミッシングリンクを埋める存在です。

小学生のみなさんへ

ユーステノプテロンは、いまから約3億8000万年も前の「デボン紀」という時代にくらしていた魚の仲間です。この魚のすごいところは、ヒレの中に人間と同じような「うで」や「足」の骨を持っていたことです。この骨を使って、浅瀬をはい回っていたと考えられています。魚から、カエルやトカゲのような「陸上でくらす動物」へと進化していくとちゅうの、とても大切な先祖にあたる生き物なんだよ。

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