まとめ
- 地球内部の層構造のうち、マントルの下、深さ約2900kmから5100kmの間に位置する液体の金属層。
- 主成分は鉄やニッケルであり、高温によって融解した液体状態で存在していることが地震波の観測(S波の不透過)により確認されている。
- 液体金属の対流によって電流が生じ、地球磁場(地磁気)を発生させる「ダイナモ理論」の舞台となる領域である。
解説
地球の内部は、表面から順に地殻、マントル、外核、内核という層に分かれています。外核は、固体の岩石でできたマントルと、固体の金属でできた内核に挟まれた部分です。この層の最大の特徴は、物質が「液体」の状態であることです。
なぜ液体であるとわかるのでしょうか。それは地震波の性質を利用した調査によります。地震波のうち、横波であるS波は液体を通り抜けることができません。観測の結果、深さ約2900kmの地点でS波が消えてしまうことから、そこから先が液体であることが証明されました。
また、外核の中では熱によって金属の液体がゆっくりと動いています(対流)。金属が動くと電気が流れ、それによって地球全体が巨大な磁石のようになります。これを「ダイナモ効果」と呼びます。この磁場があるおかげで、太陽から飛んでくる有害な粒子から地球上の生命が守られているのです。
地球の内部は、まるでゆでたまごのようにいくつかの層に分かれています。その中で、地面から2900キロメートルよりも深い場所にあるのが「外核」です。
外核は、鉄などの金属がドロドロに溶けた「液体」の状態でできています。地球の中はとても温度が高いので、金属も溶けてしまうのです。このドロドロの金属が地球の中でゆっくりと動くことで、地球全体が大きな磁石になります。
もし、この外核の動きが止まって地球が磁石でなくなってしまうと、太陽からくる体に悪い光をさえぎることができなくなり、生き物は地球に住めなくなってしまいます。私たちの生活を守るために、とても大切な役割をはたしている場所なのです。
地球のさらに中心にある「内核」は、外核と同じ金属でできていて温度ももっと高いのに、カチカチの固い状態です。これは、地球の重さによるものすごい「圧力」でおさえつけられているからだといわれています。
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