まとめ
- イギリスの旧グリニッジ天文台を通る「本初子午線」のことで、地球上の経度の基準点(0度)および世界標準時の起点として定義される。
- 地球が24時間で360度回転(自転)することに基づき、経度15度につき1時間の時差が生じる仕組みの根幹をなす。
- 地球内部の外核における液状金属の流動が電磁石の役割を果たし、地球磁場を形成している物理的背景とも密接に関わっている。
解説
経度0度は、世界各地の時刻を決定する際の絶対的な基準線である。地球は1日に1回自転するため、360度を24時間で割ると、1時間あたり15度の経度差が生じる。日本の標準時子午線は東経135度(兵庫県明石市)に設定されているため、経度0度のイギリスとは9時間(135÷15)の時差がある。日本はイギリスよりも東に位置するため、時刻は9時間進んでいる。
具体的な時差の計算例を挙げると、日本(東経135度)が2日午前3時の場合、タイ(東経105度)は日本との経度差が30度あるため2時間遅れの2日午前1時となる。イギリス(経度0度)は9時間遅れの1日午後6時、ハワイ(西経150度)は日本との経度差が285度(135+150)あるため19時間遅れの1日午前8時となる。日付変更線を越える際の調整を含め、経度0度からの距離と方向が時刻決定の鍵となる。
また、地球はその内部構造により巨大な磁石としての性質を帯びている。地球内部は中心から内核、外核などの層に分かれており、特に金属が液体状態で存在する外核の対流運動が「ダイナモ効果」を引き起こし、地球磁場を発生させている。方位磁針が北を指すのは、地球の北極付近にS極、南極付近にN極の磁性があるためであり、この磁気圏が宇宙線から地球を守る役割も果たしている。
1884年の国際子午線会議によって、ロンドンのグリニッジを通る線が本初子午線として国際的に採用された。しかし、現在のより厳密な科学的基準は、地殻変動や地球のわずかな揺れを考慮した「IERS基準子午線」である。これは旧グリニッジ天文台の観測機器が置かれた場所から、約100メートルほど東を通っている。
地球には、たてとよこの線が決まっていて、そのうちのたての線の基準になるのが「経度0度」です。この線は、イギリスにある古い天文台を通っていて、「本初子午線」ともよばれます。
地球は1日で1回転(自転)しているので、場所によって太陽が見える時間がちがいます。この「経度0度」の場所を世界の時間のスタート地点と決めることで、世界中の国々が今の時間を計算できるようになっています。日本はイギリスよりも東にあるので、イギリスよりも9時間早く進んでいます。
また、地球の中にはドロドロにとけた金属があり、それが動くことで地球全体が大きな磁石のようになっています。これを「地球磁場」といいます。方位磁針が北を指すのは、地球がこの大きな磁石になっているおかげなのです。
イギリスのグリニッジにある「経度0度」の場所には、地面に線が引いてあります。その線をまたげば、右足は東半球、左足は西半球という不思議な体験ができるんですよ!
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