まとめ
- 経度180度の地点を基準に設けられた、地球の自転に伴う時刻の矛盾を解消するための境界線。
- 本初子午線(経度0度)からちょうど地球の反対側に位置し、この線を境に日付を1日増減させて調整する。
- 西から東へ越える場合は日付を1日戻し、東から西へ越える場合は1日進めるのが世界共通のルールである。
解説
地球は24時間で360度自転するため、経度15度ごとに1時間の時差が生じます。日本標準時(東経135度)を基準に考えると、経度0度のイギリス(グリニッジ天文台)とは9時間の時差があります。このように各地で時差が生じる中で、地球を一周した際に生じる24時間分のズレをリセットする場所が必要となります。それが日付変更線です。
具体的な計算例を挙げると、日本(東経135度)が1月2日午前3時のとき、タイ(東経105度)は経度差30度(2時間差)で1月2日午前1時となります。さらに、イギリス(経度0度)は9時間遅れて1月1日午後6時、ハワイ(西経150度)は日本との経度差が285度(135+150)あり、19時間遅れるため1月1日午前8時となります。このように日付変更線を跨ぐ計算では、単なる時間の増減だけでなく日付の概念を正しく処理することが不可欠です。
また、地球の自転は時差を生むだけでなく、地球内部の構造とも深く関わっています。地球内部の核(外核)にある液体金属が流動することで、電磁石のような仕組みで地球磁場が形成されています。この磁場があるおかげで、私たちは宇宙からの有害な放射線から守られています。
地球はコマのようにくるくると回っているため、太陽が当たるタイミングが場所によってちがいます。そのため、世界中で同じ時間を使うと、「お昼なのに真っ暗」という場所が出てきてしまいます。そこで、世界のみんながこまらないように、時間を調整するルールが決められました。
「日付変更線」は、その名の通り「日付を変えるための線」です。太平洋の真ん中あたり、経度180度のところに引かれています。この線を西から東(日本からアメリカの方)へこえると、日付を1日もどします。逆に、東から西(アメリカから日本の方)へこえると、日付を1日進める決まりになっています。
地図を見ると、この線はまっすぐではなく、ギザギザに曲がっています。これは、同じ国の中で日付がバラバラになると生活がとても不便になってしまうため、島や国をよけるように引かれているからです。
世界で一番早く新しい一日が始まる国を知っていますか?それはキリバスという島国です。以前は日付変更線が国の中を通っていましたが、国全体で同じ日にするために線を大きく東にずらしました。そのため、世界で最も早く初日の出が見られる場所の一つとして有名です。
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