ボタンウキクサ

ボタンウキクサ

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

ボタンウキクサ
サトイモ科に属する多年生の水生植物で、水面に浮かんで生育し、爆発的な繁殖力を持つ特定外来生物

解説

ボタンウキクサ(学名:Pistia stratiotes)は、熱帯・亜熱帯地域を原産とする浮遊性の水生植物です。葉がロゼット状に重なり合い、その姿がボタンの花に似ていることからこの名が付けられました。観賞用として「ウォーターレタス」の名称で流通していましたが、野生化した個体が河川や湖沼で急速に増殖し、水面を完全に覆い尽くすことで深刻な環境問題を引き起こしています。

水面が本種によって密閉されると、水中への日光が遮断されて水草の光合成が阻害されるだけでなく、水面からの酸素供給も妨げられます。その結果、水中の溶存酸素量が低下し、魚類や他の水生生物が死滅する原因となります。また、枯死した個体が水底に堆積して腐敗することで、さらなる水質悪化を招くという悪循環も指摘されています。

コラム

日本では2006年に外来生物法に基づき「特定外来生物」に指定されました。これにより、許可なく栽培、保管、運搬、譲渡、輸入、野外への放出を行うことが厳格に禁止されています。違反した場合には重い罰則が科せられることもあります。一度定着すると完全な駆除には膨大なコストと労力が必要となるため、家庭で飼育していたものを安易に川や池に捨てないといった、個人の意識が非常に重要です。

小学生のみなさんへ

ボタンウキクサは、水の上にうかんで育つ植物です。葉っぱの形がボタンの花ににているので、この名前がつきました。もともとはあたたかい国の植物ですが、日本でも野生のものがふえています。

この植物は、とても強い繁殖力はんしょくりょくを持っていて、あっという間に水面をうめつくしてしまいます。そうなると、水の中に光がとどかなくなり、ほかの植物や魚が生きていけなくなってしまいます。そのため、日本では「特定外来生物とくていがいらいせいぶつ」というものに指定されていて、かってに育てたり、ほかの人にあげたり、川にすてたりすることが法律ほうりつで禁止されています。

ルラスタコラム

ボタンウキクサは「ウォーターレタス」ともよばれますが、レタスの仲間ではなくサトイモの仲間です。見た目はレタスににていておいしそうに見えるかもしれませんが、絶対に食べてはいけませんよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 ボタンウキクサが日本で指定されている、生態系に悪影響を及ぼす恐れがある生物の区分を何というか
特定外来生物
【応用】 ボタンウキクサが水面を完全に覆い尽くすと、なぜ水中の魚などの生物が死んでしまうことがあるのか
水面がボタンウキクサに覆われることで、水中への日光が遮られて水草が光合成できなくなるほか、水面からの酸素の溶け込みが妨げられ、水中の酸素が不足するため
【実践】 ボタンウキクサを自宅の池で育てることや、増えすぎたものを近くの川に流すことは法律で認められているか。理由とともに答えなさい
認められていない。特定外来生物に指定されているため、許可のない飼育や野外への放出は外来生物法によって厳格に禁止されている

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…