トウキョウサンショウウオ

トウキョウサンショウウオ

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

トウキョウサンショウウオ
関東地方周辺の丘陵地に生息する、有尾目サンショウウオ科に属する日本固有の両生類

解説

トウキョウサンショウウオは、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県といった関東地方を中心に、福島県の一部にまで分布する日本固有の両生類です。全長は8〜13cmほどで、体色は暗褐色から黒褐色をしており、地味な見た目が特徴です。主に丘陵地にある「谷戸(やと)」と呼ばれる谷状の地形に生息し、森林と水辺が隣接する環境を好みます。

産卵期は2月から4月頃で、水田や池、水たまりなどの流れのない止水域に卵のうを産み付けます。孵化した幼生は外鰓(そとえら)を持って水中で生活し、小型の昆虫や甲殻類を食べて成長します。夏から秋にかけて変態して成体になると、陸に上がって森林の地表や土の中で生活するようになります。

コラム

近年、トウキョウサンショウウオは絶滅の危機に瀕しており、環境省レッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に指定されています。その主な要因は、宅地開発やゴルフ場建設による生息地の破壊、耕作放棄による水辺の乾燥化です。また、アメリカザリガニアライグマといった外来種による捕食も大きな脅威となっています。地域によっては条例採集が禁止されるなど、厳しい保護策が講じられています。

小学生のみなさんへ

トウキョウサンショウウオは、日本の関東地方(かんとうちほう)のまわりにだけ住んでいる、とてもめずらしいサンショウウオのなかまです。ふだんは森のしめった落ち葉の下などでくらしていますが、春になると卵をうむために小さな池や水たまりにやってきます。しかし、最近は家を建てるために森がけずられたり、池がよごれたりして、住む場所がなくなってきています。絶滅(ぜつめつ)してしまうかもしれないとても大切な生き物なので、みんなで守っていかなければなりません。

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