重ソウ

一般小学生

まとめ

重ソウ
炭酸水素ナトリウム(NaHCO₃)の俗称で、加熱によって炭酸ナトリウム、水、二酸化炭素の3つの物質に分解される性質を持つ白色の粉末状物質

解説

重ソウは、理科の「熱分解」実験において最も頻出する物質の一つです。化学式はNaHCO₃で表され、加熱すると「2NaHCO₃ → Na₂CO₃ + H₂O + CO₂」という反応が起こります。この反応で発生した水は塩化コバルト紙を青色から赤色に変え、二酸化炭素は石灰水を白く濁らせることで確認できます。また、重ソウは塩酸などの酸と反応した際にも二酸化炭素を発生させる性質を持っています。

反応後に試験管に残った物質は炭酸ナトリウム(Na₂CO₃)であり、元の重ソウとは異なる性質を示します。以下の表は、反応前後の物質の性質を比較したものです。

比較項目 重ソウ(反応前) 炭酸ナトリウム(反応後)
水への溶け方 少し溶ける 非常によく溶ける
水溶液の性質 弱いアルカリ 強いアルカリ性
フェノールフタレイン液 うすい赤色になる 濃い赤色になる
コラム

実験を安全に行うためには、加熱を止める前に必ずガラス管を水槽から抜く必要があります。これは、試験管内の温度低下に伴う気圧減少により、水が逆流して熱い試験管が割れるのを防ぐためです。また、試験管の口をわずかに下げて固定するのも、発生した水が加熱部に流れて破損するのを防ぐための重要な操作手順です。

日常生活では「重曹」として広く知られ、ベーキングパウダーの主成分としてパンや菓子を膨らませる役割を担うほか、胃酸を中和する医薬品や、油汚れを落とす掃除用洗剤としても多用されています。

小学生のみなさんへ

重ソウ(じゅうそう)は、みんなの家では「重曹(じゅうそう)」という名前で呼ばれていることが多い、白い粉のことだよ。ホットケーキをふっくらさせたり、お掃除をしたりするときに大活躍するんだ。火であたためると二酸化炭素(にさんかたんそ)という泡を出すから、その力でパンやケーキをふくらませることができるんだよ。

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