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火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山

一般小学生

まとめ

火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山
日本国内にある111の活火山のうち、過去の活動歴や社会的影響を考慮し、気象庁などが24時間体制で常時観測・監視を行っている50の火山

解説

日本は世界有数の火山国であり、現在111の活火山が定義されています。しかし、すべての火山で大規模な観測網を維持することは現実的ではないため、火山噴火予知連絡会によって、今後100年程度の期間に噴火の可能性がある、あるいは過去の活動から社会的影響が大きいと判断された火山が選定されました。これが「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」です。

現在、富士山桜島阿蘇山などを含む50の火山が指定されています。これらの火山には、地震計傾斜計(地面のわずかな傾きを測る装置)、GNSS(衛星測位システム)、監視カメラなどが設置され、気象庁によって24時間体制で監視されています。これにより、地下のマグマの動きに伴う微細な変化を捉え、噴火警戒レベルの発表や噴火速報の配信を迅速に行うことが可能となっています。

比較項目 活火山(全体) 常時観測火山(50火山)
対象数 111火山 50火山
選定基準 過去1万年以内の活動など 噴火の可能性や社会的影響
監視体制 定期的な調査 24時間体制の常時監視
コラム

2014年に発生した御嶽山の噴火災害を教訓に、火山防災体制の強化が進められました。常時観測火山では、観測データに基づき「噴火警戒レベル」が運用されており、レベル1(活火山であることに留意)からレベル5(避難)までの段階で、周辺住民や登山者に危険を知らせる仕組みが整えられています。また、自治体によるハザードマップの作成や避難計画の策定も、これらの火山を優先的に進められています。

小学生のみなさんへ

日本には、いつ噴火してもおかしくない「活火山」が111もあります。その中でも、まわりにたくさんの人が住んでいたり、噴火したときに大きな被害が出るおそれがあったりする50の火山を、国が特別なチームを作って24時間ずっと見守っています。これが「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」です。

これらの火山には、地面のふるえを測る機械や、火口を映すカメラが取り付けられています。山の中でマグマが動くと、地面が少しだけふくらんだり、小さな地震が起きたりします。機械を使ってその兆候ちょうこうをいち早く見つけることで、近くに住む人や山に登っている人に「危ないよ!」と知らせることができるのです。

ルラスタコラム

日本で一番有名な富士山も、この50の火山の中に入っています。ふだんは静かに見えますが、地下ではマグマが動いているかもしれないので、たくさんの機械を使って毎日休まず監視かんしされているんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 日本にある111の活火山のうち、24時間体制で監視されている火山の数はいくつですか
50
【応用】 111ある活火山の中から、なぜ特定の50の火山だけが常時監視の対象に選ばれているのですか
過去の噴火歴から今後100年以内に噴火の可能性があることや、噴火した際に周辺住民や登山者へ与える社会的影響が大きいと判断されたため
【実践】 常時監視されている火山で異常なデータが観測された際、気象庁はどのような情報を発表して住民に警戒を呼びかけますか
噴火警戒レベル(レベル1〜5)を引き上げたり、噴火が発生した直後に「噴火速報」を発表したりして、迅速な避難や安全確保を促す

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