火山ガス

火山ガス

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

火山ガス
火山の活動に伴って火口や噴気孔から放出される気体の総称で、その大部分を水蒸気が占めるもの

解説

火山ガスは、地下深くの高温高圧な環境でマグマに溶け込んでいた揮発性成分が、マグマの上昇に伴う圧力の低下によって気体となり、地表へ放出されたものです。成分の90%以上は水蒸気H2O)ですが、それ以外にも二酸化炭素(CO2)、二酸化硫黄(SO2)、硫化水素(H2S)などが含まれています。

これらの成分のうち、二酸化硫黄や硫化水素は特有の刺激臭や腐卵臭を持ち、人体に対して強い毒性を示します。そのため、活火山の周辺ではガスの放出量や濃度が常に監視されており、濃度が高い場合には登山道が閉鎖されるなどの立ち入り規制が行われます。火山ガスの成分比率の変化を観測することは、噴火の予兆を捉える重要な手がかりにもなります。

成分名 化学式 主な特徴
水蒸気 H2O 火山ガスの9割以上を占める主成分
二酸化炭素 CO2 無色無臭で、くぼ地にたまると窒息の危険がある
二酸化硫黄 SO2 刺激臭があり、呼吸器に強い毒性を持つ
硫化水素 H2S 腐った卵のような臭いがし、非常に毒性が強い
コラム

火山活動によって放出されるのはガスだけではありません。火山灰などの固体成分も放出されますが、これらを詳しく調べる際には「わんがけ」という手順が用いられます。火山灰を水で洗い流し、上澄みを捨てる作業を繰り返すことで、中に含まれる鉱物をきれいに取り出し、ルーペ顕微鏡で観察することができます。火山ガスの成分と、こうした固形物の成分をあわせて分析することで、その火山のマグマの性質をより深く理解することが可能になります。

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