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柱頭(ちゅうとう)

一般小学生

まとめ

  • 被子植物めしべの先端に位置し、受粉の際に花粉を受け止めるための器官。
  • 花粉が付着しやすいよう、表面が粘着質であったり、突起や毛が発達したりする形態的特徴を持つ。
  • 受粉後、花粉から花粉管を誘導し、子房内の胚珠へ精細胞を届けるための起点となる。

解説

柱頭は、めしべを構成する「柱頭」「花柱」「子房」の三部位のうち、最上部に位置する組織です。植物生殖プロセスにおいて、おしべやくで形成された花粉が柱頭に到達することを「受粉」と呼び、これが次世代へ命を繋ぐための第一歩となります。

柱頭の形状は、植物が採用する受粉戦略(受粉媒介)によって多様に進化しています。例えば、風によって花粉を運ぶ「風媒花」では、空気中の花粉を効率よくキャッチするために、柱頭が羽毛状に大きく広がっているものが多く見られます。一方、昆虫や鳥を利用する「虫媒花」などでは、動物の体に触れやすい位置に配置され、分泌液によって花粉を確実に保持する仕組みが発達しています。

コラム

柱頭に付着した花粉は、柱頭から水分や養分吸収して「花粉管」を伸ばします。この花粉管が花柱の中を通り、子房の中にある胚珠に到達することで受精が成立します。

また、植物の中には自分の花粉で受粉を行う「自家受粉」を避ける仕組みを持つものもあり、柱頭が花粉を受け入れるタイミングをずらすなどの工夫が見られます。受粉・受精が成功すると、子房は果実へ、胚珠は種子へと成長しますが、リンゴやイチゴのように子房以外の組織が発達して果実のようになったものは「偽果」と呼ばれます。

小学生のみなさんへ

花の中央にある「めしべ」のいちばん先にある部分を、柱頭ちゅうとうといいます。ここは、おしべで作られた花粉がつく大切な場所です。

花粉がしっかりつくように、ネバネバした液が出ていたり、細かい毛が生えていたりする工夫があります。ここに花粉がつくことを「受粉じゅふん」と呼び、これがきっかけで植物は種を作ることができます。

受粉したあとは、めしべの下にある「子房」がふくらんで果実になり、その中の「胚珠はいしゅ」が種になります。種の中には、芽が出るための栄養がたくわえられていて、次の世代へと命をつないでいくのです。

ルラスタコラム

リンゴやイチゴは、実は「子房」ではなく、その下の土台の部分が大きくなったものです。これを「偽果ぎか」といいます。私たちがふだん食べている甘い部分は、植物が受粉を助けてもらうために発達させた特別な形なんですよ。

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