学習目安 | 小: A | 中: S | 高: S

一般小学生

まとめ

解説

酸性の水溶液、例えば塩酸に数種類の金属を入れると、金属の種類によって異なる反応が見られる。アルミニウムや亜鉛は激しく泡を出して溶けるが、鉄はそれらに比べると穏やかに反応し、銅は塩酸には溶けない。このように、金属には酸に対する反応性の違いがあることが実験を通して確認できる。

金属が酸に溶ける現象は化学変化であり、このとき試験管が熱くなるのは、反応に伴って熱エネルギーが放出されるためである。また、発生した気体を集めて火を近づけると「ポン」と音を立てて燃えるが、これは水素が空気中の酸素と激しく反応して水ができるためであり、物質の性質が根本から変化していることを示している。

コラム

化学的な視点で見ると、酸と金属の反応は酸化還元反応の一種である。金属原子が電子を放出して陽イオンとなり水溶液中に溶け出す一方で、水溶液中の水素イオン(H+)がその電子を受け取って水素分子H2)となり、気体として放出される仕組みとなっている。

小学生のみなさんへ

塩酸えんさんなどの「さん」という液体えきたいには、金属きんぞくを溶かす性質せいしつがあります。アルミニウムや亜鉛あえん塩酸えんさんに入れると、あわを出してどんどん溶けていきます。このときに出るあわの正体は「水素すいそ」という気体です。

金属きんぞくが溶けているときは、試験管が熱くなります。これは、化学反応によって熱が生まれているからです。ただし、どんな金属きんぞくでも溶けるわけではありません。たとえば、10円玉に使われているどうなどは、塩酸えんさんに入れても溶けないという特徴とくちょうがあります。

ルラスタコラム

私たちの胃の中にも「胃酸」という強い酸があります。食べものを消化するために欠かせないものですが、胃そのものが溶けないように、胃の壁は特別な膜で守られているんですよ。

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