熱水噴出孔

一般小学生

まとめ

【定義】
深海底において、地殻内部で熱せられた水が噴出する場所。地球における最初の生命が誕生した有力な候補地の一つと考えられている。

学習の要点

  • 重要語句:マグマの海、らん藻類、オゾン層、古生代
  • 用語の意義:地球形成期から生物の陸上進出に至る環境変化の起点としての役割。

解説

地球の誕生初期、無数の小惑星の衝突熱によって表面の岩石が溶け、「マグマの海」が形成された。その後、衝突が収まり表面が冷却されると、大気中の水蒸気が激しい雨となって降り注ぎ、海が誕生した。この深海底に位置する熱水噴出孔の周辺は、化学エネルギーが豊富であり、地球最初の生命が誕生した環境であると推測されている。

先カンブリア時代には、光合成を行うらん藻類(シアノバクテリア)が出現し、大気中の酸素濃度が上昇した。この酸素から成層圏にオゾン層が形成されたことで、太陽からの有害な紫外線が遮断され、生物の陸上進出が可能となった。

古生代に入ると環境はさらに変化し、海中では三葉虫や魚類が繁栄した。陸上では巨大なシダ植物による森林が形成され、初期の両生類のような生物が活動を始めるなど、多様な進化を遂げることとなった。

補足
熱水噴出孔からは、重金属や硫化水素を含む300度以上の熱水が噴出しており、太陽光の届かない環境でありながら、化学合成細菌を基点とした独自の生態系が形成されている。

小学生のみなさんへ

「熱水噴出孔(ねっすいふんしゅつこう)」とは、深い海の底で、熱いお湯がふき出している場所のことです。ここは、地球で一番最初の生き物が生まれた場所ではないかと言われています。

大昔の地球は、たくさんの小惑星がぶつかった熱で表面がドロドロに溶けていましたが、時間がたって冷えてくると海ができました。その後、海の中で酸素を作る「らんそう類」という生き物が現れたことで、空に「オゾン層」というバリアができました。このバリアが太陽の強い光から守ってくれたおかげで、生き物は海から陸へと上がって生活できるようになったのです。

大昔の海には三葉虫や魚が泳ぎ、陸には大きなシダ植物のジャングルが広がっていました。今の地球の豊かな自然は、こうした長い時間をかけた変化の結果なのです。

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