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ドーム型の火山

一般小学生

まとめ

  • 粘り気の強いマグマが地表付近で盛り上がり、釣鐘のような形になった火山
  • マグマの粘性が高いため、溶岩が遠くまで流れず火口付近に積み重なるのが特徴
  • 爆発的な噴火を伴うことが多く、溶岩の色は白っぽくなる傾向がある
ドーム型の火山
粘り気の強いマグマが地表に押し出され、遠くへ流れずに盛り上がってできた、傾斜の急な火山

解説

火山の形は、地下から噴き出すマグマの「粘り気(粘性)」によって決まります。ドーム型の火山(溶岩円頂丘)は、マグマの粘り気が非常に強いため、地表に出た溶岩が横に広がらず、火口の周りにこんもりと盛り上がることで形成されます。

この粘り気の正体は、マグマに含まれる二酸化ケイ素(シリカ)の量です。二酸化ケイ素が多いほどマグマは白っぽくなり、粘り気が強くなります。そのため、ドーム型の火山は爆発的な噴火を起こしやすく、火山灰軽石を大量に放出したり、火砕流発生したりする危険性が高いという特徴があります。

火山の形 マグマの粘り気 噴火の様子 溶岩の色
ドーム型 非常に強い 激しい爆発的噴火 白っぽい
成層火山 中間 爆発と穏やかな流出を繰り返す 灰色
盾状火山 弱い 穏やかに溶岩が流れる 黒っぽい
コラム

日本における代表的なドーム型の火山には、北海道の昭和新山や長崎県の雲仙普賢岳(平成新山)などがあります。特に昭和新山は、もともと平坦な麦畑だった場所が地震とともに隆起し、わずか2年足らずで誕生した非常に珍しい火山として知られています。

また、ドーム型の火山は「溶岩ドーム」とも呼ばれます。粘り気が強すぎるあまり、マグマが火口の中で固まって栓のような役割を果たし、内部の圧力が極限まで高まった結果、山体崩壊や大規模な火砕流を引き起こすことがあるため、防災の観点からも非常に重要視されています。

小学生のみなさんへ

火山にはいろいろな形がありますが、その中でも「ドーム型の火山」は、まるでつりがねをふせたような、急な坂道を持つ形をしています。なぜこのような形になるのでしょうか。

その理由は、地面の下から出てくる溶岩ようがんの「ねば」にあります。ドーム型の火山のマグマは、まるで「おもち」や「みずあめ」のようにベタベタと強くねばっています。そのため、外に出ても遠くまで流れず、火口のまわりでムクムクと盛り上がって固まってしまうのです。

このタイプの火山は、噴火するときに大きな爆発ばくはつを起こしやすいのが特徴とくちょうです。また、溶岩ようがんの色が白っぽいのも、この火山の大きなポイントです。有名なものには、北海道にある昭和新山などがあります。

ルラスタコラム

昭和新山は、もともと麦畑だった場所がいきなり盛り上がってできた山なんだよ。当時の郵便局長さんが、戦争中にもかかわらず熱心に山の成長を記録し続けたおかげで、世界でもめずらしい「火山が生まれる記録」が残されているんだ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 ドーム型の火山の形を決める、マグマの最も重要な性質は何ですか
マグマの粘り気(粘性)が非常に強いこと
【応用】 ドーム型の火山が、盾状火山のように平らにならず、傾斜が急になるのはなぜですか
マグマの粘り気が強いため、地表に出た溶岩が遠くまで流れ広がらず、火口付近で盛り上がって固まるから
【実践】 ドーム型の火山の「溶岩の色」と「噴火の特徴」について、それぞれ簡潔に説明しなさい
溶岩の色は白っぽく、噴火は激しい爆発を伴うことが多い

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