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鳥媒花

一般小学生

まとめ

  • 鳥類(メジロやヒヨドリなど)を媒介として受粉を行う花のこと。
  • 鳥を誘い出すために、視認性の高い赤い花色や豊富な蜜を持つ特徴がある。
  • 受粉後に受精が行われ、胚珠種子へと成長する植物の繁殖戦略の一つ。

解説

植物が次世代を残すためには、花粉がめしべ柱頭に付着する「受粉」が必要です。受粉が成立すると、花粉から花粉管が伸び、精細胞の核と卵細胞の核が合体する「受精」が行われます。これにより胚珠が種子へと発達します。

鳥媒花は、この受粉を鳥に依存しているのが特徴です。昆虫を媒介とする虫媒花とは異なり、鳥は赤色を識別する能力が高いため、ツバキのように鮮やかな赤色の花を咲かせるものが多く見られます。また、鳥は昆虫よりも多くのエネルギーを必要とするため、鳥媒花は多量の蜜を分泌し、鳥のくちばしが入りやすい構造に進化しています。

コラム

受粉の媒介者には、鳥のほかに昆虫(虫媒花)、風(風媒花)、水(水媒花)などがあります。例えば、マツやスギなどの風媒花は、風に乗せて効率よく花粉を飛ばすために、軽量で大量の花粉を生産します。これに対し、鳥媒花や虫媒花は、特定の動物を確実に誘引するための形態的特徴を発達させています。

小学生のみなさんへ

鳥媒花ちょうばいかとは、鳥に花粉を運んでもらって、種を作る準備じゅんびをする花のことです。メジロやヒヨドリなどの鳥が、花のミツを吸いに来たときに、体に花粉がつきます。その鳥が別の花へ移動することで、花粉が運ばれて受粉じゅふんが助けられます。

鳥に見つけてもらいやすいように、赤色などの目立つ色の花が多く、ミツもたっぷり用意されているのが特徴とくちょうです。ツバキなどがその代表的な例です。このように、植物は自分の力で動けなくても、動物や風の力を借りて仲間を増やしています。

ルラスタコラム

ハチドリという鳥は、空中で止まったまま花のミツを吸うことができます。そのため、ハチドリが住む地域では、空中に突き出したような形の鳥媒花が多く見られます。鳥の種類に合わせて、花の形も工夫されているのですね。

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