まとめ
- 風力の数値、対応する風速の範囲、およびそれによって起こる具体的な現象を一覧にまとめた基準表。
- 気象観測における「風向」「風速」「風力」の3要素のうち、風の強さを段階的に表す指標。
- 観測時刻前10分間の平均値を用いて判定され、一般に0から12までの13段階で定義される。
解説
風の状態を記録する際、風向は「風の吹いてくる向き」を16方位で表し、風速は空気が1秒間に移動する距離(m/s)で表します。風力階級表は、この風速と地上の物体や海面に及ぼす影響を関連付けたものです。
風速の算出には、10分間に空気が移動した距離(m)を600秒で割る計算式が用いられます。例えば、10分間で空気が3000m移動した場合、風速は5m/sとなります。観測機器には、風向を測定する矢羽型風向計、風速を測定する風はい型(カップ式)や風車型(プロペラ式)の風速計が使用されます。
風力階級は、具体的な現象に基づいて判定されます。風力0(静穏)は煙が垂直に昇る状態、風力4(和風)は砂埃が舞い上がり木の枝が動く状態、風力12(颶風)は甚大な被害が出る暴風状態を指します。これらは気象データの統一的な基準として、予報や防災において不可欠な指標です。
風の強さを数字で表したものを「風力階級表」といいます。風の強さは、目に見えない空気の動きですが、まわりの景色を見ることで知ることができます。
たとえば、けむりがまっすぐ上にのぼっていれば「風力0」、木の葉がゆれていれば「風力2」、砂ぼこりがまき上がるようだと「風力4」というように、0から12までの13段階(だんかい)で決められています。気象庁(きしょうちょう)などの観測では、10分間の平均の速さを使って、どの数字にあてはまるかを判断しています。
風の向き(風向)や、1秒間に空気が進むきょり(風速)といっしょに、天気の様子を知るための大切な基準になっています。
この風力のルールは、昔のイギリスの海軍提督(かいぐんていとく)だったビューフォートさんが考え出したものです。もともとは海の上で、帆船(はんせん)がどれくらい風を受けて進めるかを判断するために作られました。今では世界中で使われる共通のルールになっています。
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