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関東ローム層

関東ローム層

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

地質学的には、数十万年前から現代にかけて形成された「陸成層」に分類されます。古い順から多摩・下末吉・武蔵野・立川の各ローム層に分けられ、関東平野台地や丘陵地を広く覆っています。この地層は非常にきめが細かく、隙間が多い構造をしているため、雨水がすぐに地下へ抜けてしまう性質があります。

農業の面では、この水はけの良さが稲作には不向きとされてきましたが、現代では排水性を好むキャベツや大根などの野菜栽培、あるいは工芸作物生産に活用されています。また、非常に強固な地盤であるため、関東の都市部における大規模な建築物を支える基礎としても重要な役割を果たしています。

コラム

関東ローム層は単なる火山灰の積み重なりではなく、堆積した火山灰が長い年月をかけて風化し、粘土質に変化したものです。また、この地層の厚さや広がりを調査することで、過去の火山の噴火規模や、当時の偏西風の強さ・向きといった古気候の情報を読み取ることができます。

小学生のみなさんへ

関東ローム層とは、関東地方の地面の下にある、赤い土の層のことです。これは、大昔に富士山や箱根山などの火山が噴火ふんかしたときに出た「火山灰かざんばい」が、風に乗って運ばれてきて、地面にふり積もってできました。

この土は、長い時間の中で鉄分がサビて赤っぽくなっています。また、水を通しやすいという特徴があります。そのため、田んぼには向きませんが、キャベツなどの野菜を作るのにはとても適しています。

昔は、この赤い土の層からは大昔の人が使った道具が見つからなかったので、日本には「旧石器時代きゅうせっきじだい」はないと考えられていました。しかし、群馬県の岩宿遺跡いわじゅくいせきで石器が見つかったことで、大昔の日本にも人が住んでいたことが証明されたのです。

ルラスタコラム

関東ローム層は、場所によっては10メートル以上の厚さがあるところもあります。何万年もの時間をかけて、少しずつ火山灰が積もってできた、地球の歴史を感じさせる巨大なサンドイッチのようなものですね。

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