まとめ
- 100万分の1を表す単位で、1%の1万分の1(0.0001%)に相当する割合。
- 大気中の二酸化炭素濃度や水溶液中の微量成分など、極めて小さな含有量を示す際に用いられる。
- 環境汚染物質の測定や、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの濃度管理において重要な指標となる。
解説
地球の大気は、主に窒素(約78%)や酸素(約21%)で構成されていますが、二酸化炭素やメタンといった微量成分は「ppm」という単位で測定されます。例えば、二酸化炭素濃度が400ppmであれば、空気100万分子の中に400分子の二酸化炭素が含まれていることを意味します。近年、化石燃料の使用によりこの数値が上昇しており、地球温暖化の進行やサンゴの白化現象といった生態系への悪影響が懸念されています。
また、物の燃焼においてもppmは重要な役割を果たします。酸素が十分に供給されない「不完全燃焼」が起こると、無色・無臭で強い毒性を持つ一酸化炭素が発生します。一酸化炭素はごく微量(数百ppm程度)であっても人体に深刻な中毒症状を引き起こすため、ガス機器の管理や換気には細心の注意が必要です。実験室などで使用されるガスボンベは、中身を誤認しないよう法律で色が決められており、酸素は黒、水素は赤、二酸化炭素(炭酸ガス)は緑といった識別がなされています。
ppmよりもさらに微量な濃度を表す単位として、10億分の1を指す「ppb(パーツ・パー・ビリオン)」や、1兆分の1を指す「ppt(パーツ・パー・トリリオン)」があります。これらは、ダイオキシン類などの極微量でも人体や環境に影響を及ぼす化学物質の分析において使用されます。
「ppm(ピーピーエム)」は、とても小さな量を表すときに使う言葉です。100万個の中に、いくつ分あるかを表しています。たとえば、100万個の白いボールの中に1個だけ赤いボールがまざっていたら、それは「1ppm」になります。
この言葉は、空気の汚れや、地球を温めてしまう「二酸化炭素」の量を調べるときによく使われます。空気の中には、私たちが息をするのに必要な「酸素」や、一番たくさん含まれている「窒素」がありますが、二酸化炭素はほんの少ししかありません。でも、その少しの量が増えるだけで、地球の気温が上がってしまうのです。
また、火を燃やすときに空気が足りないと、体に毒な「一酸化炭素」というガスが出てしまいます。これもppmという単位で、どれくらいまざっているかを厳しくチェックしています。
ガスボンベの色には決まりがあるのを知っていますか?酸素は「黒」、水素は「赤」、二酸化炭素は「緑」と決まっています。これは、ひと目で中身がわかるようにして、事故を防ぐための工夫なんですよ。
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