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混合物

一般小学生

まとめ

混合
2種類以上の純物質が混じり合っており、化学反応を起こさずに存在している物質

解説

混合物は、単一の成分からなる「純物質」とは異なり、複数の物質が混ざり合ったものです。最大の特徴は、混ざっている成分の割合(濃度)によって、その物質の性質が変化することです。例えば、純粋な水は100℃沸騰しますが、食塩水は食塩の濃さによって沸騰する温度が上昇し、一定ではありません。

混合物を元の純物質に分けるには、それぞれの物質が持つ物理的な性質の違いを利用します。粒子の大きさの違いを利用する「ろ過」、沸点の違いを利用する「蒸留」や「分留」、温度による溶けやすさの違いを利用する「再結晶」などの操作が用いられます。

項目 純物質 混合物
成分 1種類のみ 2種類以上
融点・沸点 一定である 一定ではない
分離方法 化学変化が必要 物理的方法で可能
具体例 酸素、水、銀 空気、海水青銅
コラム

私たちの身の回りにあるものの多くは混合物です。例えば「空気」は窒素や酸素などの混合気体であり、「ステンレス鋼」は鉄にクロムなどを混ぜた混合物(合金)です。理科の計算問題では、溶液の濃度を調整する問題が頻出します。例えば、10%の食塩水50g(食塩5g含有)を2%に薄める場合、全体の質量を250gにする必要があるため、200gの水を加えるといった計算が求められます。また、ホウ酸と食塩の混合物からホウ酸を取り出すには、温度による溶解度の差が大きいホウ酸の性質を利用した再結晶が有効です。

小学生のみなさんへ

世の中にあるものの多くは、いくつかの材料がまざってできています。このように、2つ以上の物質がまざりあったものを混合物こんごうぶつといいます。

たとえば、私たちが吸っている「空気」は、窒素ちっそ酸素さんそなどがまざったものです。また、理科の実験で使う「食塩水」も、水と食塩がまざった混合物こんごうぶつです。

これらは、特別な道具や方法を使えば、バラバラに分けることができます。水に溶けたホウ酸を冷やして取り出したり、ドロドロの水を「ろ過」してきれいな水にしたりするのは、混合物こんごうぶつを分ける勉強の代表的なものです。

ルラスタコラム

海の水は、水にいろいろな種類の塩がまざった混合物です。場所によってまざっているものの量がちがうので、北極の海と赤道の近くの海では、水のこさが少しだけちがうんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 2種類以上の純物質が混ざり合っている物質を何というか。
混合物
【応用】 純物質と混合物では、沸騰する温度(沸点)にどのような違いがあるか。
純物質は沸点や融点が一定だが、混合物は成分の割合によって変化し、一定にならない。
【実践】 液体に溶けている固体を、温度による溶解度の違いを利用して取り出す操作を何というか。また、ホウ酸と食塩の混合物からホウ酸を取り出す際にこの方法が使われる理由は何か。
再結晶。ホウ酸は温度によって溶ける量が大きく変わるが、食塩はあまり変わらないという性質の違いを利用するため。

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