一般小学生
まとめ
解説
ジュゴンは、アフリカ東岸から紅海、インド洋、そして太平洋にかけての熱帯・亜熱帯海域に広く分布する哺乳類です。日本では沖縄諸島周辺が唯一の生息地であり、世界的な分布の北限として学術的にも非常に重要な存在です。分類学上はカイギュウ目に属し、一生を海中で過ごす完全な海棲哺乳類ですが、肺呼吸を行うため、数分おきに水面に鼻先を出して呼吸をする必要があります。
食性は極めて限定的で、海底に生えるアマモなどの海草(うみくさ)を主食とする完全な草食性です。この食性に適応するため、口は海底の草を効率よく食み取れるよう下向きに進化しています。しかし、近年の沿岸開発による藻場の消失や、漁網への混獲、さらには水質汚染などの影響により、個体数は世界的に減少傾向にあります。特に日本国内の個体群は絶滅の危機に瀕しており、環境省のレッドリストでは「絶滅危惧IA類」に指定されています。
小学生のみなさんへ
ジュゴンは「海の牛」ともよばれる、海でくらす哺乳類(ほにゅうるい)の仲間です。暖かい海にすんでいて、地面に生えているアマモという海草(うみくさ)をムシャムシャ食べてくらしています。人魚(にんぎょ)のモデルになったともいわれていますが、実はクジラよりもゾウに近い仲間だといわれています。日本では沖縄(おきなわ)の海にだけいますが、今は数がとても少なくなっていて、絶滅(ぜつめつ)しないように大切に守られています。
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