一般小学生
まとめ
解説
トガリネズミは、名前に「ネズミ」と付いていますが、分類学上はネズミ(げっ歯目)ではなく、モグラやハリネズミに近いグループに属します。その最大の特徴は、哺乳類の中でも最小クラスの体格に起因するエネルギー消費の激しさです。一般に動物は体が小さいほど、体積に対する体表面積の比率(SA/V比)が大きくなり、外気へ逃げていく熱量が多くなります。
この熱損失を補い体温を一定に保つため、トガリネズミは常に高い代謝を維持しなければなりません。心拍数は1分間に800回から1000回にも達し、わずか数時間の絶食が死に直結します。そのため、24時間休まずに昆虫やミミズなどの高カロリーな餌を捕食し続けるという、極限の生存戦略をとっています。
| 比較項目 | トガリネズミ(小型) | ゾウ(大型) |
|---|---|---|
| SA/V比(体表面積比) | 大きい(熱が逃げやすい) | 小さい(熱が逃げにくい) |
| 単位体重あたりの代謝量 | 非常に高い | 低い |
| 主な餌と消化 | 高カロリーな肉食(昆虫等) | 低カロリーな草食(大量摂取) |
小学生のみなさんへ
トガリネズミは、名前に「ネズミ」とついていますが、実はモグラのなかまです。体重はたったの5グラムほどで、一円玉5まい分くらいの重さしかありません。
体がとても小さいため、体温がすぐに外へにげてしまいます。体温をたもつためには、たくさんのエネルギーが必要です。そのため、トガリネズミは1日中休まずに、虫などのエサを食べつづけなければなりません。もし数時間でもエサを食べられないと、死んでしまうこともあるほど、いっしょうけんめい生きている動物なのです。
ルラスタコラム
ゾウのような大きな動物は、体から熱がにげにくいため、トガリネズミほどいそいで食べる必要はありません。体の大きさによって、食べ方や生き方がちがうのはおもしろいですね。
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