一般小学生
まとめ
- 上顎の第4前臼歯と下顎の第1後臼歯が対になった「裂肉歯」を持つ
- 系統的に「イヌ亜目」と「ネコ亜目」の2つの大きなグループに分類される
- アザラシやアシカなどの鰭脚類も、陸上の食肉目から進化した仲間である
解説
食肉目(ネコ目)は、高度に肉食に適応した哺乳類の分類群です。最大の特徴は、ハサミのように肉を切り裂く「裂肉歯(れつにくし)」を持つことです。これは上顎の第4前臼歯と下顎の第1後臼歯が噛み合うことで機能します。また、獲物を捕らえるための鋭い爪や、獲物を追いかけるための発達した感覚器官を備えています。分類学上は、以下の2つの亜目に大別されます。
| 項目 | イヌ亜目 | ネコ亜目 |
|---|---|---|
| 代表的な動物 | イヌ、クマ、イタチ、アザラシ | ネコ、ハイエナ、マングース |
| 爪の性質 | 多くは爪を引っ込めることができない | 多くの種が爪を鞘に引っ込めることができる |
| 生息域 | 陸上から水中(鰭脚類)まで幅広い | 主に陸上(森林や草原など) |
小学生のみなさんへ
ライオン、トラ、イヌ、ネコなど、ほかの動物の肉を食べる動物たちのグループを「食肉目(しょくにくもく)」といいます。このグループの動物には、肉をかみきるための「裂肉歯」という、ハサミのような形をしたするどい歯があるのがとくちょうです。
意外なことに、海に住んでいるアザラシやアシカも、大昔に陸にいた食肉目の仲間から進化したといわれています。また、パンダは竹を食べますが、体のつくりは食肉目の仲間なので、このグループに入れられています。
ルラスタコラム
ネコの仲間は、歩くときに足音を立てないようにツメをかくすことができますが、イヌの仲間はツメを出すことができません。走るときにスパイクのような役割をするためです。同じグループでも、生活のしかたによって体のつくりがちがうのはおもしろいですね。
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