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化石燃料

一般小学生

まとめ

化石燃料
数百万年から数億年前の動植物の遺骸が、地中で長い年月をかけて熱や圧力を受け、変化してできたエネルギー資源の総称

解説

化石燃料は、太古の生物が地中に埋没し、長い年月をかけて地熱や圧力を受けることで変質したエネルギー資源です。主成分が炭素であるため、燃焼させることで大きな熱エネルギーを取り出すことができます。産業革命以降、人類の経済活動を支える主要なエネルギー源となってきましたが、燃焼時に温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)を排出するため、地球温暖化の主要な原因とされています。

主な化石燃料には、石炭石油天然ガスがありますが、それぞれ生成の由来や性質が異なります。以下の表は、これら主要な化石燃料の比較をまとめたものです。

種類 主な由来 CO2排出量 主な用途
石炭 陸上の植物 多い 火力発電、製鉄
石油 海洋プランクトン 中程度 自動車燃料、化学製品
天然ガス 海洋プランクトン 比較的少ない 都市ガス、火力発電

現在、世界的には「脱炭素社会」の実現に向けて、化石燃料への依存度を下げ、太陽光や風力などの再生可能エネルギーへの転換が急務となっています。また、資源の枯渇問題も深刻であり、限られた資源を効率的に利用する技術開発が進められています。

コラム

化石燃料は地球上の特定の地域に偏って存在しているため、その安定確保は国家のエネルギー安全保障に直結します。輸送面では、原油を運ぶタンカーや、天然ガスをマイナス162度で液化した「液化天然ガス(LNG)」を運ぶ専用船が活躍しています。近年では、排出された二酸化炭素を回収して地中に貯留するCCS技術や、環境負荷の低い輸送手段へ転換するモーダルシフトなどの取り組みも重要視されています。

小学生のみなさんへ

化石燃料(燃料ねんりょう)とは、大昔の植物や小さな生き物の死がいが、地面の下で長い時間をかけて変化してできたエネルギーのもとのことです。私たちが毎日使っている電気を作ったり、車を動かしたりするために欠かせないものです。

代表的なものには、石炭、石油、天然ガスがあります。これらは燃やすとたくさんの熱を出しますが、同時に地球を温めてしまう「二酸化炭素にさんかたんそ」というガスも出してしまいます。また、地面の下にある量には限りがあるため、いつかは使い切ってしまうという問題もあります。

そのため、最近では太陽の光や風の力など、自然の力を使った新しいエネルギーへの切りかえが進められています。

ルラスタコラム

石油や石炭は、実は数億年も前の太陽エネルギーが形を変えて保存されたものだと言えます。大昔の植物が太陽の光で育ち、そのエネルギーを体にたくわえたまま地面に埋まったからです。私たちは、大昔の太陽の力を借りて生活しているのですね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 化石燃料と呼ばれる代表的なエネルギー資源を3つ答えなさい。
石炭、石油、天然ガス(LNG)
【応用】 化石燃料の使用が地球温暖化の主な原因とされる理由を、化学的な観点から説明しなさい。
化石燃料の主成分は炭素であり、燃焼させると炭素が酸素と結びついて、温室効果ガスである二酸化炭素を大量に排出するため
【実践】 石炭と石油・天然ガスでは、その成り立ち(もとになった生物)においてどのような違いがあるか答えなさい。
石炭は主に太古の「陸上の植物」が地中で変化したものであるのに対し、石油や天然ガスは主に「海洋プランクトン」などの死骸が堆積して変化したものであるという違いがある

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