木タール

一般小学生

まとめ

【定義】 木材を空気を遮断した状態で加熱(乾留)した際に生成される、黒褐色で粘性を有する油状の液体。木酢液と共に得られ、フェノール類やクレオソートなどを主成分とする。

乾留木酢液木材化学

まとめ

木タールは木材の熱分解(乾留)によって得られる副産物であり、優れた防腐性や殺菌性を持つため、化学原料や医薬品として広く利用されてきた。

解説

木材を密閉状態で強熱する「乾留」を行うと、固形物の木炭、可燃性ガスの木ガス、そして液体成分が発生する。この液体成分を静置して分離させた際、下層に沈殿する重く粘り気のある部分が木タールである(上層は水溶性の木酢液)。化学的にはフェノール、クレオソート、グアイアコール、メチルフェノールなどの芳香族化合物が複雑に混ざり合っている。これらの成分は殺菌作用が強いため、建築用材の防腐剤や、正露丸などの胃腸薬の原料、さらにはゴムの配合剤など、産業から医療まで多岐にわたる用途で活用されている。

小学生のみなさんへ

木(き)を空(そら)気にふれさせないようにして、むし焼(や)きにしたときに出てくる、茶色(ちゃいろ)くてドロドロした液体(えきたい)のことだよ。木から炭(すみ)を作るときにいっしょに出てくるもので、独特(どくとく)のにおいがあるのがとくちょうなんだ。昔(むかし)から、木がくさらないようにするための薬(くすり)や、体(からだ)の調子(ちょうし)を整(ととの)える薬の材料(ざいりょう)として使われてきたよ。

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