まとめ
- 火山から噴出された火山灰などの火山砕屑物が堆積し、長い年月を経て押し固められてできた堆積岩の一種である。
- 岩石の中では比較的柔らかく加工が容易で、耐火性や断熱性に優れているという特徴を持つ。
- 日本では大谷石などが有名で、古くから建物の外壁や石塀、蔵の材料として広く利用されてきた。
解説
凝灰岩は、地質学的には堆積岩(その中でも火山砕屑岩)に分類される岩石です。火山の噴火によって放出された火山灰、軽石、火山礫などが、陸上や水中に降り積もり、その後の続成作用によって固結することで形成されます。堆積岩には、流水の働きで運ばれた泥・砂・礫が固まったものや、生物の死骸が固まった石灰岩・チャートなどがありますが、凝灰岩は火山活動を起源とする点が大きな特徴です。
岩石としての物理的性質は、他の火成岩や変成岩に比べて硬度が低く、ノミや鋸などで加工しやすいことが挙げられます。また、多孔質であるために軽量で、断熱性や耐火性が高いという利点があります。このため、日本では栃木県の大谷石や秋田県の十和田石などが、建築外壁や擁壁、さらには石蔵の材料として重宝されてきました。
凝灰岩は、地下でさらなる高温や高圧を受けると、変成岩へと変化することがあります。また、地層の中に凝灰岩の層(鍵層)が見つかると、その地層が形成された時期に大規模な火山噴火があったことがわかるため、地層の対比や年代決定において非常に重要な役割を果たします。
ギョウカイ岩(凝灰岩)は、火山の噴火で飛んできた火山灰などが地面に降り積もり、長い時間をかけて押し固められてできた岩石です。水の中に積もった砂やどろが固まってできる「堆積岩」の仲間ですが、もとになる材料が火山の噴出物であるという特徴があります。
この岩石は、ほかの岩石に比べてやわらかいため、形を整える加工がとても簡単です。また、熱に強くて燃えにくいという性質も持っています。そのため、昔から家のまわりの「へい」や、大切なものを保管する「石蔵」などの材料として、日本の各地で使われてきました。
栃木県でとれる「大谷石(おおやいし)」は、日本で最も有名な凝灰岩の一つです。大正時代に建てられた有名なホテルの建物に使われたことで、その美しさと丈夫さが世界中に知られるようになりました。今でも古い街並みを歩くと、凝灰岩で作られた味わいのある石塀を見つけることができますよ。
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