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津波

津波

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

津波
海底地震火山活動に伴う急激な地殻変動により、海水全体が巨大な波となって沿岸部へ押し寄せる現象

解説

津波は、海底下のプレート境界で発生する断層運動などによって、海底面が垂直方向に変位することで発生します。この動きが上方の海水全体を押し上げ、あるいは引き込むことで、非常に長い波長を持つ波が生まれます。気象庁は地震発生直後、震源マグニチュード、地殻変動の深さなどを分析し、津波の有無や規模を予測して発表します。特に、震源が海底で規模が大きい地震や、プレート境界で起こる海溝型地震では、甚大な津波被害が発生するリスクが高まります。

津波と、風によって海面付近が撹乱される「風浪(ふうろう)」には決定的な構造の違いがあります。以下の表にその特徴をまとめます。

比較項目 津波 風浪(普通の波)
発生原因 海底の地殻変動・火山活動 海面の風による摩擦
動く水の範囲 海底から海面までの全海水 海面付近の表面のみ
波長(長さ) 数km〜数百km(極めて長い) 数m〜数百m
沿岸での挙動 水深が浅いほど波高が急増 砕波してエネルギーを失う
コラム

津波の伝播速度は水深に依存し、水深が深いほど速くなります。深海では時速約800km(航空機並み)に達しますが、海岸に近づき水深が浅くなると速度が落ちます。このとき、後続の波が追いつくことで波の高さ(波高)が急激に増大し、陸地へ一気に流れ込みます。過去には、2011年の東北地方太平洋沖地震や2024年の能登半島地震など、日本各地で多くの大地震が発生しており、それぞれの地形や地震のタイプによって異なる被害の特徴が見られます。地震発生時にはP波初期微動)とS波主要動)の到達時間差から震源距離を推定する技術も重要ですが、津波に対しては「揺れたらすぐ高台へ」という避難行動(津波てんでんこ)が最も有効です。

小学生のみなさんへ

波は、海の底で大きな地震が起きたときに、海の水全体が大きな「かたまり」となって岸に押しよせてくる現象げんしょうです。ふだん海で見かける波は、風によって海の上の方がゆれているだけですが、波は海の底から表面まで全部の水が動くので、ものすごい力を持っています。

波は、深い海では飛行機と同じくらいの速さで進みます。岸に近づいて海が浅くなると、スピードは落ちますが、その分、波の高さがどんどん高くなって、家や車をのみこんでしまうことがあります。もし海に近い場所で大きなゆれを感じたら、すぐに高い場所へ避難ひなんすることが大切です。

ルラスタコラム

「津波」という言葉は、英語でもそのまま「TSUNAMI」と呼ばれています。昔の人が、港(津)に突然やってくる大きな波という意味で名付けたのが始まりだと言われています。世界中で使われる日本の言葉の一つなんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 津波が発生する主な原因は何ですか。
海底での地震や火山活動によって海底の地形が急激に変化し、その上の海水全体が巨大な波となって押し寄せるため。
【応用】 津波と、風によって起こる普通の波(風浪)の決定的な違いは何ですか。
風浪は海面付近の水だけが円運動をするのに対し、津波は海底から海面までの海水全体が巨大なエネルギーの塊として移動するため、破壊力が極めて大きいという違いがある。
【実践】 津波が海岸に近づき、水深が浅くなったときに起こる「速さ」と「高さ」の変化について説明しなさい。
津波の速さは水深が浅くなるほど遅くなるが、後から来る波が追いついて重なるため、波の高さ(波高)は急激に高くなる。

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