背びれ

背びれ

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 水生動物の背側に位置し、遊泳時のローリング(左右への回転)を防いで姿勢を安定させる器官。
  • 魚類だけでなく、イルカやクジラなどの水生哺乳類にも見られ、直進性を高める安定板として機能する。
  • メダカの雌雄判別における重要な指標であり、オスには後縁に深い切れ込みがあるが、メスにはそれが見られない。

解説

背びれは、主に水の抵抗を利用して体のバランスを保つための部位です。内部には鰭条(きじょう)と呼ばれる筋状の組織があり、これを膜が覆うことで強度と柔軟性を両立させています。高速で泳ぐ魚類においては、急旋回や制動時にも重要な役割を果たしており、種によってその形状や数は多様に進化しています。

中学理科や高校生物の基礎的な観察対象となるメダカにおいては、この背びれの形状が雌雄を見分ける決定的なポイントとなります。オスの背びれに存在する深い切れ込みは、交尾の際にメスの体を保持しやすくするための適応と考えられています。雌雄の判別には、背びれのほかにも、平行四辺形で大きい尻びれ(オス)か、三角形で小さい尻びれ(メス)かという点も併せて確認することが一般的です。

コラム

メダカの繁殖においては、背びれによる雌雄の確認後、産卵行動や卵の管理が重要になります。メダカは水温が約25度前後の環境で活発に産卵し、産み落とされた卵は水温と日数の積(積算温度)が約250度になるとふ化します。例えば、水温が25度であれば約10日でふ化に至ります。このように、生物の形態的特徴と環境条件の相関関係を理解することが、生命科学の基礎となります。

小学生のみなさんへ

背びれは、魚の背中にある「ひれ」のことです。泳いでいるときに体が左右にゆれないように、バランスをとる大切な役割やくわりをしています。

理科の学習でよく出てくるメダカでは、背びれを見ることでオスとメスを判別はんべつすることができます。オスの背びれには深いみがありますが、メスには切れ込みがありません。これは、オスがメスをしっかりつかまえて卵を産ませるための特徴とくちょうです。

メダカを育てるときは、背びれの形をよく見て、オスとメスが両方いるか確認してみましょう。水温が25度くらいになると、元気に卵を産むようになりますよ。

ルラスタコラム

サメの背びれが水面から出ているシーンを映画などで見たことはありませんか?あの背びれは、サメが速いスピードで泳いでも体が回転しないように、船の「かじ」のような役目を果たしているのです。

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