ジュゴン

ジュゴン

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

ジュゴン
暖かい海に生息し、海草を主食とする哺乳綱カイギュウ目ジュゴン科の海棲哺乳類

解説

ジュゴンは、アフリカ東岸から紅海、インド洋、そして太平洋にかけての熱帯・亜熱帯海域に広く分布する哺乳類です。日本では沖縄諸島周辺が唯一の生息地であり、世界的な分布の北限として学術的にも非常に重要な存在です。分類学上はカイギュウ目に属し、一生を海中で過ごす完全な海棲哺乳類ですが、肺呼吸を行うため、数分おきに水面に鼻先を出して呼吸をする必要があります。

食性は極めて限定的で、海底に生えるアマモなどの海草(うみくさ)を主食とする完全な草食性です。この食性に適応するため、口は海底の草を効率よく食み取れるよう下向きに進化しています。しかし、近年の沿岸開発による藻場の消失や、漁網への混獲、さらには水質汚染などの影響により、個体数は世界的に減少傾向にあります。特に日本国内の個体群絶滅の危機に瀕しており、環境省レッドリストでは「絶滅危惧IA類」に指定されています。

コラム

ジュゴンは古くから「人魚」のモデルになった動物として知られています。これは、母親が前肢で子供を抱きかかえながら授乳する姿や、海草を頭に載せたまま水面に現れる様子が、遠目から人間の女性のように見えたためという説が有力です。

よく混同される動物にマナティーがいますが、尾びれの形状で明確に区別できます。ジュゴンの尾びれはイルカのような三日月形(三角形)をしているのに対し、マナティーの尾びれは丸い団扇(うちわ)のような形をしています。また、ジュゴンが完全に海水域で生活するのに対し、マナティーは淡水域や汽水域にも適応しているという生態的な違いもあります。

小学生のみなさんへ

ジュゴンは「海の牛」ともよばれる、海でくらす哺乳類(ほにゅうるい)の仲間です。暖かい海にすんでいて、地面に生えているアマモという海草(うみくさ)をムシャムシャ食べてくらしています。人魚(にんぎょ)のモデルになったともいわれていますが、実はクジラよりもゾウに近い仲間だといわれています。日本では沖縄(おきなわ)の海にだけいますが、今は数がとても少なくなっていて、絶滅(ぜつめつ)しないように大切に守られています。

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