鱗(うろこ)

一般小学生

まとめ

  • 魚類爬虫類などの体表を覆う硬い組織の総称であり、外部刺激からの保護や体内水分の蒸発防止を担う。
  • 魚類の鱗は主に真皮に由来し、爬虫類の鱗は表皮の角質層が発達したものである。
  • 成長に伴って大きくなる性質を持ち、魚類では年齢推定の指標(年輪)としても利用される。

解説

鱗は、脊椎動物が多様な環境に適応する過程で発達させた重要な器官です。爬虫類においては、陸上での乾燥から身を守るために表皮が角質化した「角質鱗(かくしつりん)」を持ち、水分の喪失を最小限に抑えています。これにより、砂漠などの過酷な環境下でも生存が可能となりました。

一方、魚類の鱗は主に真皮が変化したもので、水の抵抗を軽減して泳ぐ速度を高める役割や、外敵の攻撃から身を守る鎧のような役割を果たしています。軟骨魚類(サメなど)の「楯鱗(じゅんりん)」、硬骨魚類に見られる「円鱗(えんりん)」や「櫛鱗(しつりん)」など、その形態は分類群によって多岐にわたります。

コラム

鱗の構造や配置は、動物の分類学において極めて重要な形質です。例えば、理科の学習では「動物の分類」や「体のつくりと働き」を学ぶ際の象徴的なパーツとして扱われます。ワニのような爬虫類の力強い鱗は、生命の神秘や生態系における捕食者の地位を象徴するデザインとして、教科書の表紙などにも採用されることがあります。

小学生のみなさんへ

うろこは、魚やトカゲ、ヘビなどの体の表面をおおっている、かたい板のような組織そしきのことです。一番の大切な役割やくわりは、外のてきから身を守ることと、体の中の水分が外ににげないようにすることです。

魚のうろこは、水の中でスイスイおよぐために水のていこうを少なくしたり、敵におそわれたときに体を守ったりします。一方で、ヘビやトカゲなどの爬虫類はちゅうるいのうろこは、陸の上で体が乾燥かんそうしないように、しっかりガードする役目があります。

うろこは、動物が大きくなるのにあわせていっしょに成長します。魚のうろこをよく見ると、木の年輪のようなもようがあり、そこから魚の年れいを調べることもできるんですよ。

ルラスタコラム

サメのうろこは「ざらざら」していて、まるでヤスリのようです。実は、高級なワサビをおろす道具には、本物のサメの皮(うろこ)が使われていることがあります。うろこが細かくてかたいため、ワサビをとてもクリーミーにおろすことができるからです。

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