一般小学生
まとめ
- 低緯度の暖かい海上で発生する、前線を伴わない低気圧のこと。
- 中心付近の最大風速が17.2m/s(34ノット)以上に達したものは、北西太平洋や南シナ海では「台風」と呼ばれる。
- 暖かい海面から蒸発した水蒸気が凝縮して雲になる際、放出される「潜熱」をエネルギー源として発達する。
解説
熱帯低気圧は、海面水温が約26.5℃以上の熱帯海域で発生します。強い日射によって温められた海面から大量の水蒸気が供給され、上昇気流が生じることで積乱雲が発達します。このとき、水蒸気が水滴に変わる際に放出される「潜熱」が周囲の空気を温め、さらに上昇気流を強めることで中心気圧が低下し、渦が強化されます。
構造上の大きな特徴は、温帯低気圧のような寒気と暖気の接触面(前線)を持たないことです。等圧線はほぼ同心円状になり、中心付近には「台風の眼」と呼ばれる雲のない区域ができることもあります。また、北半球では地球の自転によるコリオリの力を受け、反時計回りに風が吹き込みます。
小学生のみなさんへ
みなさんは「台風」を知っていますか?台風は、南のほうにあるあたたかい海の上で生まれた熱帯低気圧が、とても強くなったもののことです。
あたたかい海からたくさんの水蒸気が上がると、大きな雲ができて、空気のうずが強くなります。これが熱帯低気圧です。ふつうの低気圧とちがって「前線」という境目がないのがとくちょうです。
日本に近づくと強い風や雨を連れてくるので注意が必要ですが、もともとは南の海のあたたかいエネルギーからできているのですね。
ルラスタコラム
台風は、発生する場所によって呼び方が変わります。アメリカのほうでは「ハリケーン」、インドのほうでは「サイクロン」と呼ばれますが、どれも同じ熱帯低気圧の仲間なんですよ。
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