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溶質

溶質

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

溶質
溶液の中に溶け込んでいる物質
  • 溶媒に溶けている側の物質を指し、固体液体気体のいずれの状態もとり得る
  • 溶質が溶媒に溶けても全体の質量は変化しない(質量保存の法則
  • 粒子が極めて小さく均一に分散するため、放置しても沈殿せず、ろ過しても分けることができない

解説

物質が液体(溶媒)に溶けて均一に混ざり合う現象を「溶解」と呼び、その際に溶けている物質を「溶質」といいます。例えば、食塩水では食塩が溶質にあたります。溶質が溶媒に溶けると、その粒子は目に見えないほど細かくなり、液全体に均一に広がるため、時間が経過しても下にたまることはありません。溶質は食塩のような固体だけでなく、お酒に含まれるエタノール(液体)や、炭酸水に含まれる二酸化炭素(気体)なども溶質として扱われます。

用語 意味 食塩水の例
溶質 溶けている物質 食塩
溶媒 溶かしている液体
溶液 溶質と溶媒が混ざったもの 食塩水
コラム

一定量の溶媒に溶ける溶質の最大量を「溶解度」と呼びます。溶解度は温度によって変化し、多くの固体は温度が上がると溶ける量が増えますが、気体は逆に温度が低いほど、また圧力が高いほどよく溶ける性質があります。また、溶液の濃さを表す「質量パーセント濃度」の計算では、分母が「溶液の質量(溶質の質量 + 溶媒の質量)」であることを忘れないようにしましょう。溶質の量が増えると溶液の密度も大きくなります。例えば、水100cm3に食塩10gを溶かすと密度は約1.07g/cm3ですが、20g溶かすと約1.12g/cm3まで上昇します。複数の溶質が混ざっている場合、温度による溶解度の差を利用して特定の溶質を固体として取り出す「再結晶」という操作も重要です。

小学生のみなさんへ

水などの液体に溶けている物質のことを溶質ようしつといいます。たとえば、食塩水なら「食塩」が溶質ようしつです。食塩を水に入れると、目に見えなくなりますが、なくなってしまったわけではありません。水の中に細かくなって広がっているだけなので、全体の重さは「水の重さ + 食塩の重さ」のまま変わりません。これを「質量しつりょう保存の法則」といいます。

また、溶質ようしつには食塩のような固体のほかに、二酸化炭素のような気体もあります。温度によって溶ける量が決まっていて、温度を上げるとたくさん溶けるものもあれば、逆に溶けにくくなるものもあります。水に溶けているものを再び取り出すには、水を冷やしたり、水を蒸発じょうはつさせたりする方法があります。

ルラスタコラム

炭酸水の中にシュワシュワしている泡の正体は、二酸化炭素という気体です。この二酸化炭素も、水に溶けている「溶質」のひとつなんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 溶液において、溶媒に溶けている物質のことを何というか。
溶質
【応用】 溶質が溶媒に溶けて溶液になったとき、全体の質量は溶かす前と比べてどのように変化するか。
変化しない(溶質の質量と溶媒の質量の合計が、そのまま溶液の質量となる「質量保存の法則」が成り立つため)。
【実践】 質量パーセント濃度を計算する際、分母となる「溶液の質量」を求めるために、溶媒の質量に加える必要があるのは何の質量か。
溶質の質量(分母は「溶媒の質量」のみではなく、必ず「溶媒+溶質」の合計である溶液の質量にする必要がある)。

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