学習目安 | 小: B | 中: S | 高: A

塩化カルシウム

塩化カルシウム

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

理科の実験において、石灰石(炭酸カルシウム)に塩酸を加えると、激しい発泡を伴って二酸化炭素が発生します。この化学反応式は $CaCO_{3} + 2HCl \rightarrow CaCl_{2} + H_{2}O + CO_{2}$ となり、気体として放出される二酸化炭素に対し、水溶液中に溶けた状態でフラスコ内に残る物質が塩化カルシウムです。

中学・高校の学習では、この反応を用いた計算問題が頻出します。例えば、同じ濃さの塩酸に対して加える石灰石の量を段階的に変え、発生する二酸化炭素の質量を測定する実験があります。石灰石がすべて反応しきると、それ以上石灰石を加えても気体は増えなくなります。この「折れ曲がり点」の比率をグラフから読み取り、反応後に残る固体の質量(生成された塩化カルシウムと、未反応で残った石灰石の合計)を算出する力が必要です。発生した二酸化炭素が容器に満たされたかは、火のついたマッチを近づけて消えることで確認します。

コラム

塩化カルシウムには、空気中の水分を吸収して自ら水溶液になる「潮解性(ちょうかいせい)」という強い吸湿性があります。この性質を利用して、家庭用の除湿剤や食品の乾燥剤として広く利用されています。また、水に溶ける際に熱を放出する性質や、水の凝固点を下げる効果があるため、冬場の道路の凍結防止剤や融雪剤としても非常に重要な役割を担っています。

小学生のみなさんへ

石灰石せっかいせき塩酸えんさんをかけると、シュワシュワとあわが出て二酸化炭素にさんかたんそが発生します。このとき、あわが出終わったあとのえきの中には、目に見えないけれど「塩化カルシウム」という別の物質ぶっしつがとけています。

このえきを火にかけて水を蒸発じょうはつさせると、あとに白い粉がのこります。これが塩化カルシウムの正体です。実験では、使った石灰石せっかいせき重さと、出てきた二酸化炭素にさんかたんその重さを計算して、どれくらいの塩化カルシウムができたかを調べることもあります。

塩化カルシウムは、まわりの水分を強力に吸い取る力を持っています。そのため、家の押し入れのしめり気を取る「除湿剤じょしつざい」や、冬に道路がこおらないようにまく「融雪剤ゆうせつざい」として、私たちの生活のいろいろな場所で役立っています。

ルラスタコラム

塩化カルシウムが水にとけるときには、熱を出す性質せいしつがあります。これを利用して、雪をとかすだけでなく、水を混ぜるだけであたたかくなるお弁当べんとう加熱剤かねつざいなどにも応用おうようされているんですよ。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…