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過酸化水素水

過酸化水素水

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

過酸化水素水は、化学式H₂O₂で表される過酸化水素が水に溶けた無色透明の液体である。この物質は不安定であり、放置しても徐々に分解されるが、二酸化マンガン(MnO₂)などの触媒を加えることで、激しく反応して酸素(O₂)と水(H₂O)に分解される。この際、二酸化マンガン自体は反応の前後で変化せず、反応を促進する役割のみを果たす。

実験においては、発生した酸素を水上置換法捕集するのが一般的である。これは酸素が水に溶けにくい性質を持つためであり、純度の高い気体を得るのに適している。また、反応物である過酸化水素水の量や濃度を2倍にすれば、発生する酸素の体積も2倍になるという比例関係が成り立つ。一方で、触媒である二酸化マンガンの量を増やしても、反応が終了するまでの時間は短くなるが、最終的に得られる酸素の総量は変わらないという点に注意が必要である。

コラム

市販されている消毒薬の「オキシドール」は、過酸化水素を約3%含む水溶液である。工業的にはパルプの漂白や半導体の洗浄、さらにはロケット燃料の推進剤としても利用される。また、過酸化水素は強力な酸化剤であるため、高濃度のものは皮膚に触れると化学火傷を引き起こす危険性があり、取り扱いには十分な注意が求められる。

小学生のみなさんへ

過酸化水素水(かさんかすいそすい)は、酸素さんそを作る実験でよく使われる透明とうめい液体えきたいです。薬局などで売っている「オキシドール」という消毒液も、この仲間です。

この液体えきたいに、二酸化にさんかマンガンという黒い粉を入れると、すぐに反応して酸素さんそが発生します。このとき、二酸化マンガンは酸素さんそを作る手助けをするだけで、自分自身は変化しません。このような物質を「触媒しょくばい」と呼びます。

発生する酸素さんその量は、使う液体の量や濃度のうど比例ひれします。つまり、液体の量を2倍にすれば、出てくる酸素さんそも2倍になります。実験では、酸素さんそが水に溶けにくい性質を利用して、水の中で集める「水上置換法」という方法で集めます。

ルラスタコラム

過酸化水素水は、傷口の消毒だけでなく、服のシミを抜く「漂白剤」としても使われています。また、ジャガイモやレバーの中にも、過酸化水素を分解して酸素に変える成分が含まれているので、二酸化マンガンの代わりに使って実験することもできるんですよ。

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