酸化剤

酸化剤

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 化学反応において相手の物質から電子を奪う、あるいは酸素を与える性質を持つ物質のことです。
  • 物の燃焼を助けるために酸素を供給する役割があり、酸素が存在しない宇宙空間でロケットを飛ばす際にも不可欠な要素となります。
  • 酸化還元反応では、相手の物質を酸化させ、自分自身は還元される(電子を受け取って酸化数が減少する)働きをします。
酸化還元反応燃焼ロケット工学

解説

酸化剤は、他の物質から電子を取り込む力が強い物質を指します。化学的な定義では、酸化還元反応において相手の物質の酸化数を増加させ、自身は電子を受け取って還元される物質のことです。代表的な酸化剤には、過マンガン酸カリウムや二クロム酸カリウム、ハロゲン単体(フッ素や塩素など)、酸素、オゾンなどが挙げられます。

また、実用的な応用としてロケットエンジンの推進システムが有名です。通常、物が燃えるには周囲の酸素が必要ですが、宇宙空間には酸素がありません。そのため、ロケットは燃料を効率よく燃焼させるための酸素供給源として「酸化剤」を自ら積み込んで飛行します。燃料と酸化剤が反応することで爆発的なエネルギーが生まれ、それがロケットを押し上げる推進力へと変換されるのです。

コラム

ロケットに使用される酸化剤には、液体酸素過塩素酸アンモニウムなどがあります。液体燃料ロケットでは液体酸素が、固体燃料ロケットでは粉末状の酸化剤が燃料とあらかじめ混ぜられた状態で使用されます。

なお、酸化剤の多くは消防法上の「危険物」に指定されています。第1類(酸化性固体)や第6類(酸化性液体)に含まれる物質は、それ自体は燃えませんが、他の物質を激しく燃焼させる性質があるため、保管や取り扱いには厳重な注意が必要です。

小学生のみなさんへ

物が燃えるためには、ふつうは空気の中にある「酸素さんそ」が必要です。しかし、空気がほとんどない宇宙うちゅうでは、そのままでは火を燃やすことができません。

そこで、ロケットは燃料と一緒に、酸素のもとになる「酸化剤さんかざい」という物質ぶっしつを積んで飛び立ちます。この酸化剤さんかざいが酸素を出すことで、空気がなくても燃料を燃やして、すごい力で進むことができるのです。

ロケットがとても大きいのは、遠くまで行くための燃料と、それを燃やすための酸化剤さんかざいをたくさん積んでいるからなんですよ。

ルラスタコラム

ロケットの重さのほとんどは、実は燃料と酸化剤の重さです。宇宙へ行くためには、自分自身の重さを持ち上げるために、ものすごい量のエネルギーが必要になるからなのです。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…