まとめ
- 物体の質量を電気的に検出し、デジタル数値で表示する精密な計量器具
- 水平な場所に設置し、風や振動の影響を避けて使用する必要がある
- 風袋引き(ふうたいびき)機能により、容器の重さを除いた正味の質量を容易に測定できる
- 電子てんびん
- 物体の質量をセンサーで感知し、その値をデジタル表示する装置
解説
電子てんびんは、上皿てんびんと比較して非常に短時間で正確な測定が可能です。使用する際は、まず水平器を確認して本体を水平に保ち、電源を入れます。表示が安定したことを確認してから、測定物をのせる前に「0表示(TARE)」ボタンを押し、表示をゼロにリセットします。
薬品などを測定する場合は、まず薬包紙や容器をのせ、その状態で再度「0表示」ボタンを押します。これにより、容器の質量を差し引いた中身だけの質量を直接読み取ることができます。測定が終わったら、皿の上に物を放置せず、電源を切って清掃を行うのが基本です。
| 比較項目 | 電子てんびん | 上皿てんびん |
|---|---|---|
| 測定方法 | デジタル表示を読み取る | 分銅とつり合わせる |
| 測定速度 | 非常に速い | 時間がかかる |
| 水平調節 | ネジ足と水平器で調整 | 調節ねじで指針を合わせる |
| 主な利点 | 操作が簡単で誤読が少ない | 電源が不要で故障しにくい |
電子てんびんの測定原理には、主に「ロードセル方式」や「電磁平衡方式」があります。非常に精密なため、わずかな空気の流れや静電気、周囲の振動でも数値が変動することがあります。そのため、高精度の測定を行う際は「風防」と呼ばれるカバーの中で測定を行います。
また、最大秤量(ひょうりょう:測定できる最大重さ)を超えたものをのせると、センサーが破損する恐れがあるため、事前に大まかな重さを把握しておくことも重要です。
電子てんびんは、物の質量(重さ)をデジタル数字で教えてくれる便利な道具です。上皿てんびんのように分銅(ふんどう)を使わなくても、物をのせるだけでパッと重さがわかります。
使い方のコツは、まず平らな場所に置くことです。そして、何ものせていないときに数字が「0」になっているか確認しましょう。もし数字が出ていたら、「0」にするボタンを押します。粉の薬などをはかるときは、先に紙(薬包紙)をのせてからボタンを押して「0」にすると、薬だけの重さを正しく知ることができます。
電子てんびんはとてもデリケートです。手で強くおさえたり、はかれる重さをこえる重いものをのせたりすると、すぐにこわれてしまいます。使うときは、やさしく物をのせるようにしましょうね。
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