水面を押す力

一般小学生

まとめ

解説

物質は温度が上昇すると体積が膨張する性質を持っています。丸底フラスコに少量の水を入れて加熱する実験では、内部の空気と、水が蒸発して生じた水蒸気が熱によって膨張します。特に水が水蒸気に変化すると、その体積は約1700倍にまで急激に膨張します。

この膨張した気体がフラスコ内の限られた空間で逃げ場を失い、残っている水の表面を強く押し下げます。この力が「水面を押す力」であり、この圧力によって水はガラス管などを通じて上方へ勢いよく噴き出します。空気のみの膨張に比べ、水蒸気の発生を伴う膨張の方が圧倒的に大きな力を生み出すのが特徴です。

コラム

この現象の主因が「空気の膨張」ではなく「水蒸気の発生」であることを確かめるために、対照実験が行われます。例えば、水の表面に油を注いで水蒸気の発生を抑えた状態で加熱すると、空気の膨張だけでは水を高く噴き上げさせるほどの力は生じません。

この比較により、水が噴き出すエネルギーの源泉が、水が水蒸気に変わる際の急激な体積変化にあることが論理的に証明されます。これは自然界における間欠泉の仕組みを理解する上でも重要な基礎知識となります。

小学生のみなさんへ

丸底フラスコに少しだけ水を入れてお湯であたためると、中の水がストローのような管を通って、いきおいよく外へき出すことがあります。これは、フラスコの中にある空気や水蒸気すいじょうきが、熱によって大きくなって(膨張ぼうちょうして)、下にある水の表面をギュッと押し下げるからです。

特に、水が蒸発じょうはつして水蒸気すいじょうきになると、体積はもとの1700倍という、おどろくほど大きなサイズにふくらみます。この急激な変化によって生まれる「水面を押す力」はとても強く、空気がふくらむ力よりもずっと強力に水を押し出すのです。

ルラスタコラム

地面から熱いお湯が空高く噴き出す「間欠泉(かんけつせん)」も、この水面を押す力と同じような仕組みで起こっています。地下深くで熱せられた水が水蒸気になり、その大きな力でお湯を地上まで押し上げているのです。

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