ポリエチレンのふくろ

一般小学生

まとめ

解説

物質は温度の変化によって、固体・液体・気体へとその姿を変える「状態変化」を起こす。この際、物質を構成する粒子の運動状態が変わるため、体積も大きく変化する。例えば、試験管に入れた少量の水を加熱して沸騰させると、発生した水蒸気によって口に取り付けたポリエチレンの袋が大きく膨らむ。これは、水が液体から気体に変化する際、体積が約1700倍に膨張するためである。

また、冷却による変化も重要である。氷と食塩を3対1の割合で混ぜた「寒剤」を使用すると、マイナス20度程度の低温を作り出すことができる。これを利用して試験管内の水を凍らせると、液体から固体(氷)になる際に体積が増加し、水位が上がる様子が観察できる。このように、ポリエチレンの袋は目に見えにくい気体の体積変化を捉えるための有効な手段となる。

コラム

状態変化に伴う熱の出入りは、私たちの身近な技術にも応用されている。例えば、エアコンは「冷媒」と呼ばれる物質が液体から気体に変化する際に周囲から熱を奪う「気化熱」の仕組みを利用して室内を冷やしている。ポリエチレンの袋を用いた実験で学ぶ体積変化と熱の関係は、現代社会を支える熱力学の基礎となっている。

小学生のみなさんへ

理科の実験で使う「ポリエチレンのふくろ」は、目に見えない空気水蒸気すいじょうきの変化を調べるための道具です。水は熱すると水蒸気すいじょうきになり、冷やすと氷になります。このようにすがたを変えることを「状態変化じょうたいへんか」といいます。

水を熱して水蒸気すいじょうきにすると、体積たいせき(かさ)がとても大きくなります。試験管しけんかんの口にふくろをつけておくと、水蒸気すいじょうきがたまってふくらむので、体積たいせきがふえたことがよくわかります。逆に、氷と塩をまぜたものを使って水を冷やす実験では、水が氷になるときに少しだけ体積たいせきがふえることもたしかめることができます。

ルラスタコラム

エアコンがすずしい風を送れるのは、中の液体が気体に変わるときにまわりの熱をうばう性質を使っているからです。実験で使うふくろのふくらみは、おうちの家電の仕組みにもつながっているのですね。

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