多年草

多年草

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 発芽してから数年以上にわたって生存し、開花結実を繰り返す植物の総称。
  • 冬期に地上部が枯れても、地下の根や茎が生存して翌春に再び成長を開始する特性を持つ。
  • 樹木も多年生だが、一般的には草本類(草)に対してこの言葉が用いられることが多い。

解説

植物はその生活環によって、一年で一生を終える「一年草」と、数年にわたって生き続ける「多年草」に大別されます。多年草は、厳しい冬や乾燥した季節を乗り越えるために、地下に栄養を蓄えた根や茎(地下茎)を維持します。春になり気温が上昇すると、これらの貯蔵器官から再び芽を出し、成長を再開します。

生態学的な視点では、植物の遷移(せんい)において重要な役割を果たします。火災や土砂崩れなどで更地になった場所には、まず一年草が入り込み、その後に多年草が定着して草原を形成します。さらに時間が経過すると、陽樹から陰樹へと樹木が入れ替わり、最終的には安定した極相林へと変化していきます。このように、多年草は生態系の安定化に寄与する段階の一つといえます。

コラム

園芸の世界では、冬に地上部が枯れるものを「宿根草(しゅっこんそう)」、一年中葉が茂っているものを「常緑多年草」と呼び分けることがあります。また、近年では人間によって持ち込まれた外来の多年草が、その強い繁殖力で在来種を駆逐する問題も発生しています。これらは「特定外来生物」として法律で厳しく管理されており、自然環境のバランスを保つための知識も求められています。

小学生のみなさんへ

多年草たねんそうとは、一度芽を出してから、何年も生き続ける植物のことです。アサガオやヒマワリのように一年で枯れてしまう植物とはちがい、冬の間は地面の下にある根や茎でじっとたえて、春になるとまた芽を出して花をさかせます。

身近な例では、チューリップやスイセン、タンポポなどが多年草たねんそうの仲間です。これらの植物は、冬の寒さに負けないように地面の下に「球根きゅうこん」や強い根を作って、次の春のためのエネルギーをたくわえています。春になってあたたかくなると、そのエネルギーを使って一気に成長するのです。

ルラスタコラム

春の七草として知られる「セリ」や「ホトケノザ(コオニタビラコ)」も、実は多年草たねんそうの仲間です。昔の人は、冬をこえて力強く芽吹く植物のパワーを体に取り入れるために、七草がゆを食べていたのかもしれませんね。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

「植物の生活と種類」の関連用語
最近見た用語
履歴をチェックしています…