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水の三態変化

一般小学生

まとめ

水の三態変化
物質が温度や圧力の変化によって、固体・液体・気体の3つの状態の間を相互に移行する現象

解説

物質の状態は、分子の熱運動と分子間力のバランスによって決まります。水分子(H2O)の場合、低温では分子が規則正しく並んだ「固体(氷)」ですが、加熱により熱運動が激しくなると配列が崩れて「液体(水)」になります。さらに加熱を続けると、分子が空間を自由に飛び回る「気体(水蒸気)」へと変化します。

状態変化の大きな特徴は、変化の最中に温度が一定に保たれることです。これは加えられた熱が温度上昇ではなく、状態を変えるためのエネルギー(潜熱)として使われるためです。例えば、1gの氷を水に変えるには約80カロリー(融解熱)、1gの水を水蒸気に変えるには約540カロリー(蒸発熱)が必要です。

状態 名称 分子の様子 体積の変化
固体 氷 規則正しく配列 水より大きい
液体 水 比較的自由に動く 4度で最小
気体 水蒸気 空間を自由に飛び回る 非常に大きい
コラム

通常、物質は液体から固体になると体積が小さくなりますが、水は例外的に氷になると体積が増え、密度が小さくなります。このため、冬の池では冷やされた水が表面で氷となり、水面に浮くことで水底の温度が急激に下がるのを防ぎ、水中の生物を守る役割を果たしています。

また、沸点は周囲の圧力に影響を受けます。標高の高い山の上では気圧が低いため、100度より低い温度で水が沸騰します。逆に、圧力鍋の中では高圧をかけることで100度以上の高温で調理することが可能になります。

小学生のみなさんへ

水は、温度によってすがたをかえるふしぎな物質です。冷やすとカチカチの「氷」になり、あたためると「水」になり、さらに熱くすると目に見えない「水蒸気すいじょうき」になります。これを「水の三態変化さんたいへんか」といいます。

氷がとけて水になるときや、水がわいて水蒸気すいじょうきになるとき、温度はしばらくの間、変わりません。これは、熱がすがたをかえるために使われているからです。また、水は氷になるとふくらんで軽くなるという、ほかのものにはないめずらしいとくちょうを持っています。

ルラスタコラム

氷が水にうくのは、水が氷になるときに中にすき間ができて、体積がふえるからです。もし氷が水にしずんでしまったら、冬の池は底から全部こおってしまい、魚たちが生きていけなくなってしまいます。水のふしぎな性質が、生き物を守っているのですね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 水が温度によって、氷、水、水蒸気と姿を変えることを何と呼びますか
水の三態変化
【応用】 水が沸騰している間、加熱し続けても温度が100度から上がらないのはなぜですか
加えられた熱が温度を上げるためではなく、液体から気体へと状態を変化させるためのエネルギー(潜熱)として使われるため
【実践】 富士山の山頂でご飯を炊くと芯が残りやすいと言われる理由を、気圧と沸点の関係から説明しなさい
標高が高い場所では気圧が低いため、水の沸点が100度よりも低くなり、お米に十分な熱が伝わる前に水が蒸発してしまうから

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