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臨界点

臨界点

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

臨界点
物質の気体相と液体相の区別がなくなる状態の限界点
  • 液体として存在できる限界の温度(臨界温度)と圧力(臨界圧力)の交点である
  • この点を超えた領域では気体と液体の境界が消失し、超臨界流体という状態になる
  • 気体のような拡散性と液体のような溶解性を同時に備える

解説

物質は温度と圧力の条件によって固体・液体・気体の三態の間で変化します。通常、液体を加熱すると蒸発して気体になりますが、同時に圧力を加えると沸点が上昇し、液体の状態を維持しようとします。しかし、ある一定の温度(臨界温度)を超えると、どれほど圧力をかけても液体には戻らず、気体と液体の区別がつかない状態になります。この境界となる一点が臨界点です。

臨界点以上の状態である超臨界流体は、工業的にも非常に有用です。例えば、二酸化炭素を超臨界状態にすると、カフェインなどの特定の成分を効率よく溶かし出し、かつ気体のように素早く拡散して抜けていくため、残留物を出さずに抽出作業を行うことができます。

状態 密度 拡散性 溶解性
気体 小さい 大きい なし
液体 大きい 小さい 大きい
超臨界流体 中程度 大きい 大きい
コラム

台帳データによれば、1gの氷を溶かすには80カロリー、1gの水を蒸発させるには540カロリーの熱量が必要です。また、水の沸点気圧によって変化し、高地などの低圧環境では100℃以下で沸騰します。

さらに、水には4℃で密度が最大になるという性質があります。このため、冬の池では表面の冷えた水が4℃になるまでは底へ沈み、それ以下に冷えると逆に軽くなって表面に留まるため、水面から氷が張り始めます。この仕組みにより、水底の温度が保たれ、魚などの生物が冬を越すことができるのです。

小学生のみなさんへ

水は、冷やすと氷になり、温めると湯気になります。このように、温度や、まわりからおされる力によって様子が変わることを「状態じょうたいの変化」といいます。

ふだんの生活では、水と湯気ははっきりとわかれていますが、ものすごく高い温度で、ものすごく強い力でおしつけたとき、水と湯気の区別がつかなくなる「ぎりぎりのポイント」があります。これを臨界点りんかいてんといいます。

このポイントをこえると、水は「超臨界流体ちょうりんかいりゅうたい」という不思議ふしぎな状態になります。これは、液体のようにものをとかす力がありながら、気体のようにどこにでも入りこめる、特別な力を持っています。この力を使って、コーヒーからカフェインを取りのぞくなど、私たちの生活に役立つ技術ぎじゅつに使われています。

ルラスタコラム

1gの氷を水にするには80カロリー、水を湯気に変えるには540カロリーの熱が必要です。打ち水をするとすずしくなるのは、水が湯気になるときにまわりの熱をたくさんうばっていくからなのです。

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