カロリー

一般小学生

まとめ

  • 熱量を表す単位の一つで、1gの水の温度を1℃上昇させるために必要なエネルギー量のこと。
  • 記号は「cal」で表記され、1000calを1kcal(キロカロリー)として扱うのが一般的である。
  • 熱の移動物質の状態変化融解など)に伴うエネルギーの出入りを定量的に示す指標となる。

解説

温度が異なる物体を接触させると、熱エネルギー高温の物体から低温の物体へと移動する。この移動は両者の温度が等しくなる「熱平衡」の状態に達するまで続く。このとき、外部との熱のやり取りがない断熱状態であれば、高温の物体が失った熱量と低温の物体が得た熱量は等しくなる。これを「熱量の保存」と呼ぶ。

具体的な計算では、物体の質量(g)×温度変化(℃)によって熱量を算出する。例えば、80℃の湯200gに20℃の水を加え、全体の温度が60℃になった場合、湯が失った熱量は「200g × (80-60)℃ = 4000cal」となる。熱量保存の法則に基づけば、水が得た熱量も4000calとなるため、加えた水の質量は「4000cal ÷ (60-20)℃ = 100g」と導き出すことができる。

コラム

カロリーは国際単位系(SI)における「ジュール(J)」とも密接な関係があり、1calは約4.184Jに換算される。また、物質によって温度の上がりやすさは異なり、1gの物質の温度を1℃上げるのに必要な熱量を「比熱」と呼ぶ。水の比熱は1cal/(g・℃)と定義されているため、水を用いた熱量の計算は非常に簡便である。食品の栄養成分表示で見かけるカロリーも、基本的にはこの物理的な定義に基づいたエネルギー量を示している。

小学生のみなさんへ

カロリーとは、熱量ねつりょう(熱の量)を表す単位たんいのことです。1gの水の温度を1度上げるために必要な熱の量を「1カロリー」と決めました。

あたたかいお湯とつめたい水をまぜると、ちょうどいい温度になりますね。これは、お湯が持っていた熱が水に移動したからです。お湯が失った熱の量と、水がもらった熱の量は同じになります。このように、熱がどれくらい動いたかを計算するときにカロリーを使います。

また、みなさんが食べる食品のパッケージにも「キロカロリー(kcal)」という言葉が書いてあります。これは、食べ物が体の中でどれくらいのエネルギーになるかを表しています。1000カロリーが1キロカロリーです。しっかり食べて、元気に体を動かすためのエネルギー源になるのです。

ルラスタコラム

氷を溶かすときにもカロリーが必要です。0度の氷1gを0度の水に変えるには、約80カロリーもの熱が必要になります。これを「融解熱ゆうかいねつ」と呼びます。氷がなかなか溶けないのは、たくさんのエネルギーを吸収しているからなのです。

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