はく息(呼気)

一般小学生

まとめ

はく息(呼気
呼吸によって体内から排出される空気

解説

動物が生命活動を維持するためには、細胞呼吸に必要な酸素を取り込み、代謝の結果生じた二酸化炭素を排出する必要があります。このガス交換を担うのが肺であり、肺胞において毛細血管内の血液と肺胞内の空気との間で拡散によるガス交換が行われます。

吸い込まれた空気(吸気)と排出される空気(呼気)を比較すると、その組成には明確な違いが見られます。以下の表は、一般的な空気の組成とはく息の組成を比較したものです。

成分 吸う息(吸気) はく息(呼気)
窒素 約78% 約78%
酸素 約21% 約16%
酸化炭素 約0.04% 約4%

このように、はく息では酸素が消費されて減少する一方で、二酸化炭素は約100倍に増加しています。ただし、酸素が完全になくなるわけではなく、依然として窒素に次いで多い割合を占めている点に注意が必要です。

コラム

はく息には、気体の組成変化だけでなく物理的な変化も見られます。体内を通る際に体温で温められるため、吸気に比べて温度が高くなります。また、肺胞の湿った粘膜を通過するため、水蒸気を非常に多く含んでいるのも特徴です。呼気中の水蒸気量はほぼ飽和状態にあり、これが外気で急激に冷やされることで結露し、冬場などに息が白く見える現象が起こります。

小学生のみなさんへ

私たちは、空気を吸ったりはいたりして生きています。このとき、体の外に出される空気のことを「はく息」とよびます。

はく息は、吸う息にくらべて、酸素さんそがへって、二酸化炭素にさんかたんそがふえているのが特徴とくちょうです。これは、体の中にあるはいという場所で、体に必要な酸素さんそを取りこみ、いらなくなった二酸化炭素にさんかたんそを外に排出はいしゅつしているからです。

ルラスタコラム

冬の寒い日に息が白く見えるのは、はく息の中にたくさんの水分が含まれているからです。あたたかい息が外の冷たい空気に冷やされて、小さな水滴になることで白く見えるんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 はく息の中に、吸う息よりも多く含まれている気体は何ですか。
二酸化炭素
【応用】 はく息を石灰水に通すと白くにごるのはなぜですか。
はく息には、石灰水と反応して白く濁らせる性質を持つ二酸化炭素が多く含まれているためです。
【実践】 「はく息には酸素が全く含まれていない」という考えは正しいですか。理由とともに説明してください。
正しくありません。肺でのガス交換によって酸素の一部は吸収されますが、すべてがなくなるわけではなく、はく息にも約16%の酸素が含まれています。

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