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まとめ
まとめ
ボルボックスは、光合成を行う独立栄養生物としての性質と、鞭毛を用いて運動する性質を併せ持つ。単細胞生物から多細胞生物へと進化する過程の中間に位置する生物として、生物学上非常に重要な研究対象となっている。
解説
ボルボックスは淡水に生息する緑藻類の一種であり、直径0.5〜1mm程度の肉眼でも確認できる大きさの球体を作る。この球体は「群体」と呼ばれ、表面に並んだ個々の細胞が持つ2本の鞭毛を同期させて動かすことで、水中を回転しながら移動する。個々の細胞には光を感知する「眼点」があり、光の強い方向へ進む正の光回性を示す。繁殖においては、群体の中に「娘群体」と呼ばれる小さな球体が形成される無性生殖のほか、環境の変化に応じて精子と卵を作る有性生殖も行う。単細胞が集まって一つの生命体のように機能するその構造は、生命の多細胞化の謎を解く鍵とされている。
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