ミドリムシ

ミドリムシ

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

ミドリムシ
植物のように葉緑体を持ち光合成を行う一方で、動物のように鞭毛を用いて移動する特徴を併せ持つ単細胞生物

解説

ミドリムシ(学名:ユーグレナ)は、淡水中に生息する単細胞の真核生物です。最大の特徴は、植物的な性質と動物的な性質を一つの細胞内に併せ持っている点にあります。植物的特徴としては、細胞内に多数の葉緑体ようりょくたいを持ち、光エネルギーを利用して二酸化炭素から有機物を作り出す光合成を行います。この際、パラミロンと呼ばれる独自の多糖類としてエネルギーを蓄えます。

一方で、動物的特徴として、細胞の先端にある長い鞭毛べんもう回転させて水中で自由に動き回ることができます。また、光の方向を感知するための「眼点」という器官を持っており、より効率よく光合成ができる場所へ移動する性質(正の光回帰性)を示します。細胞壁を持たないため、細胞の形を柔軟に変えることができるのも特徴の一つです。

コラム

分類学上、ミドリムシはかつて植物界や動物界のどちらに入れるべきか議論されてきましたが、現在は「ユーグレナ植物門」として独立して扱われることが一般的です。近年では、ビタミンミネラルアミノ酸を豊富に含むことから、栄養補助食品としての活用が進んでいるほか、二酸化炭素を吸収して育つ特性を活かしたバイオ燃料の研究など、環境問題解決の切り札としても期待されています。

小学生のみなさんへ

ミドリムシは、池や田んぼなどに住んでいる、とても小さな生き物です。体は一つだけの細胞(さいぼう)でできていますが、とても不思議な力を持っています。

ふつう、植物は動かずに日光を浴びて栄養を作ります。反対に、動物は自分で動いて食べ物をさがします。ミドリムシは、この両方の力を持っています。体の中に緑色の葉緑体ようりょくたいがあって光合成(こうごうせい)ができるのに、しっぽのような鞭毛べんもうを動かして、水の中をスイスイ泳ぎ回ることもできるのです。

また、光を感じる「目」のような場所があって、光がよく当たるところをさがして移動します。植物と動物の「いいとこ取り」をした、とてもめずらしい生き物といえますね。

ルラスタコラム

ミドリムシは、最近では「ユーグレナ」という名前で、クッキーや飲み物、さらには飛行機の燃料(ねんりょう)としても使われています。地球にやさしい未来の材料として、世界中で注目されているんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 ミドリムシが持つ、植物としての特徴と動物としての特徴をそれぞれ1つずつ答えなさい。
植物としての特徴は「葉緑体を持ち光合成を行うこと」、動物としての特徴は「鞭毛(べんもう)を使って移動すること」です。
【応用】 ミドリムシが光の強い方向へ移動するのはなぜですか。その理由と、光を感知する器官の名前を答えなさい。
効率よく光合成を行うため。光を感知する器官は「眼点(がんてん)」です。
【実践】 ミドリムシは植物のような特徴を持ちますが、一般的な植物細胞と決定的に異なる点はどこですか。
細胞の形を維持するための「細胞壁(さいぼうへき)」を持っていない点です。

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