せんい(繊維)

一般小学生

まとめ

せんい(繊維)
植物の細胞壁を構成する多糖類などの総称で、人間の消化酵素では分解されにくい成分

解説

繊維、特に食物繊維は植物の細胞を支える「細胞壁」の主要な構成成分です。その代表格であるセルロースは、ブドウ糖が多数結合した多糖類であり、非常に強固な構造を持っています。人間はセルロースを分解する消化酵素を持っていないため、エネルギー源として直接利用することはできませんが、消化管を通過する過程でさまざまな生理作用をもたらします。

食物繊維は、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」と、水に溶ける「水溶性食物繊維」に大別されます。不溶性は便の嵩を増やして腸を刺激し、水溶性は糖質の吸収を緩やかにしたりコレステロールを排出したりする役割を担っています。かつては不要なものとされていましたが、現在では健康維持に不可欠な「第6の栄養素」として重要視されています。

コラム

人間は繊維を消化できませんが、ゾウやウシなどの草食動物は、繊維を主食として巨大な体を維持しています。これは、彼らの長い消化管の中に繊維を分解できる微生物共生しているためです。微生物が繊維を発酵・分解して作る物質を、動物側がエネルギーとして吸収する仕組みになっています。ゾウのような巨体は、大量の草をゆっくりと時間をかけて微生物に分解させることで、効率的にエネルギーを得ているのです。

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