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腎動脈

腎動脈

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

動脈
腹部大動脈から分岐して腎臓に流入する血管であり、全身の細胞から回収された尿素などの老廃物を豊富に含んだ血液を運ぶ通路

解説

腎動脈は、心臓から送り出された血液が通る大動脈のうち、腹部で左右に分かれて腎臓へと向かう太い血管です。この血管を流れる血液は、肺で取り込まれたばかりの酸素を多く含んでいますが、同時に全身の細胞から集められた尿素などの老廃物も多く含んでいるのが最大の特徴です。

腎臓に到達した血液は、腎小体(糸球体とボーマン嚢)でろ過され、不要な物質が取り除かれます。このように、腎動脈は体内の環境を一定に保つための「クリーニング待ちの血液」を運ぶ重要なライフラインとしての役割を担っています。

項目 腎動脈 腎静脈
老廃物の量 多い 少ない
酸素の量 多い 少ない
主な役割 腎臓へ血液を運ぶ 腎臓から血液を出す
コラム

心臓から送り出される血液の約4分の1という膨大な量が、常に腎動脈を通じて腎臓に流れ込んでいます。これは腎臓が単に栄養を必要としているからではなく、血液を浄化するという生命維持に不可欠な作業を絶え間なく行う必要があるためです。腎動脈の血流が滞ると、老廃物が体に溜まるだけでなく、血圧の調節にも悪影響を及ぼすことが知られています。

小学生のみなさんへ

腎動脈じんどうみゃくは、体の中のゴミを掃除するために、血液を腎臓じんぞうという場所に運ぶための大切なホースのようなものです。

私たちの体の中を流れる血液は、全身を回るうちに「老廃物ろうはいぶつ」というゴミを拾ってきます。そのゴミが混ざった血液を、きれいに洗ってくれる工場腎臓じんぞうです。腎動脈じんどうみゃくは、その工場に「汚れ物」を届ける役割やくわりをしています。

この血管を通る血液には酸素さんそがたくさん含まれていますが、ゴミもたくさん入っています。ここでしっかりゴミを届けることで、私たちの体はいつも健康な状態じょうたいを保つことができるのです。

ルラスタコラム

腎臓は1日にドラム缶1本分(約150リットル以上)もの血液をろ過して掃除しているんだよ。その入り口となる腎動脈は、とっても働き者な血管なんだね!

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 腎動脈が運ぶ血液には、どのような物質が多く含まれていますか。
酸素や、全身の細胞から回収された尿素などの老廃物が多く含まれています。
【応用】 腎動脈と腎静脈を比較したとき、尿素などの老廃物の濃度が低いのはどちらの血管ですか。
腎静脈です。腎動脈から入った血液が腎臓でろ過され、老廃物が取り除かれた後に腎静脈へ流れるためです。
【実践】 腎動脈は「動脈」ですが、流れている血液は「きれいな血液」といえるでしょうか。腎臓の役割を踏まえて説明しなさい。
酸素を多く含む点では新鮮ですが、尿素などの老廃物を多く含んでいるため、ろ過される前の「汚れた血液」といえます。

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