まとめ
解説
カルデラは、一般的な火口とは形成プロセスが根本的に異なります。通常の火口が噴火時の爆発や削り取りによって作られるのに対し、カルデラは「陥没」というプロセスを経て形成されます。大規模な噴火によって地下のマグマだまりが空になると、その上部の地盤が自重を支えきれずに崩れ落ち、巨大な凹地が生まれます。
直径が数キロメートルから数十キロメートルに及ぶものもあり、その内部には平坦な土地が広がる「カルデラ盆地」が形成されることがあります。日本においては熊本県の阿蘇山が世界最大級の規模を誇り、その広大な盆地内には多くの人々が暮らし、田畑や鉄道まで存在しています。九州地方では、こうした火山活動による噴出物が堆積してできた「シラス台地」などの独特な地形も広く見られます。
| 比較項目 | 火口 | カルデラ |
|---|---|---|
| 主な形成原因 | 噴火による爆発・浸食 | マグマ噴出後の地盤の陥没 |
| 一般的な直径 | 1km未満が多い | 数km〜数十km |
| 地形の利用例 | 火口湖や観光資源 | 居住地、耕作地、交通網 |
カルデラとは、火山のてっぺんやそのまわりが大きくへこんでできた、広くて丸いくぼ地のことです。スペイン語で「なべ」という意味の言葉から名前がつきました。
ふつうの火口は、ばくはつして地面がけずられてできます。しかし、カルデラはもっと規模が大きいです。地下にあるマグマがいっきに外に出たあと、地面の下が空っぽになり、上の山が重さにたえられなくなって陥没(ドスンと落ちること)することで、大きななべのような形になります。
熊本県の阿蘇山は、世界でも有数の大きなカルデラとして有名です。その中には町があり、たくさんの人が生活しています。また、このくぼ地に水がたまると「カルデラ湖」になります。青森県と秋田県にまたがる十和田湖などがその代表です。
阿蘇山のカルデラはとても広くて、その中を電車(JR豊肥本線)が走っています。火山の「なべ」の中に駅や学校、田んぼがあるなんて、ちょっと不思議でワクワクしますね!
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