震源からの距離

一般小学生

まとめ

理科地学地震初期微動継続時間P波・S波

解説

地震が発生した地下のポイントを「震源」と呼び、その真上の地表のポイントを「震央」と呼びます。観測地点から震央までの水平距離を「震央距離」と呼ぶのに対し、「震源からの距離」は、震央距離と震源の深さを考慮した斜めの直線距離を指します。

地震学においてこの距離は、地震の規模や発生場所を特定するために非常に重要です。地震の波には、伝わる速度が速いP波(初期微動)と、遅いS波(主要動)があります。この2つの波の速度差によって、観測地点ではP波が届いてからS波が届くまでにタイムラグが生じます。これを「初期微動継続時間(PS時間)」と呼びます。

震源からの距離が遠くなるほど、この初期微動継続時間は長くなります。この関係は比例しており、グラフからP波とS波の秒速を算出したり、特定の地点での初期微動継続時間から震源までの距離を割り出したりする計算問題が、中学理科や高校地学の基礎として頻出します。

コラム

震源からの距離を求める際には、大森公式(d = kt)が用いられることがあります。ここでdは震源距離、tは初期微動継続時間、kは大森係数です。複数の観測地点でこの距離を算出することで、それぞれの地点を中心とした半径dの円を描き、その交点から正確な震源の位置を特定することが可能になります。

また、地震のエネルギー量を表すマグニチュードが同じであっても、震源からの距離が近いほど、その地点での揺れの大きさ(震度)は一般的に大きくなります。

小学生のみなさんへ

地震じしんが起きた地下の場所を「震源しんげん」といいます。この震源から、私たちがいる場所までのまっすぐな道のりの長さを「震源からの距離」と呼びます。

地震の波には、速い波(P波)とゆっくりな波(S波)の2種類があります。震源から遠くなればなるほど、この2つの波が届く時間の差が大きくなります。この時間の差を調べることで、地震がどれくらい遠くで起きたのかを計算することができるのです。

地図上の場所だけでなく、地下の深さもふくめた「本当の距離きょり」を考えることが、地震の正体を知るためにとても大切です。

ルラスタコラム

地震のニュースで聞く「マグニチュード」は地震そのもののエネルギーの大きさを表し、「震度」はそれぞれの場所でのゆれの大きさを表します。震源から遠いほど、ふつうは震度が小さくなりますが、地面の固さによってゆれ方が変わることもあります。

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