直列つなぎ

一般小学生

まとめ

直列なぎ
電池や抵抗器などの回路素子を、電流の経路が分岐することなく一本の道筋になるように連続して接続する方法

解説

直列つなぎは、回路内に枝分かれがない接続形式です。電荷の保存則により、回路のどの地点においても電流の大きさは一定になります。電池を直列に接続すると、全体の電圧が各電池の電圧の和として加算されるため、オームの法則に従って回路を流れる電流が強くなります。これは電磁石の実験において、乾電池を直列に増やすことで磁界を強め、磁力を向上させる際によく利用される原理です。

一方で、抵抗器や豆電球を直列に接続すると、回路全体の合成抵抗が増大します。電圧が一定の条件下では、抵抗が増えるほど流れる電流は減少するため、豆電球を増やすほど一つひとつの明るさは暗くなる傾向があります。また、一つの素子が故障や断線などで機能しなくなると、回路全体の電流が遮断されるという特徴があります。複雑な回路図を読み解く際は、電流の通り道が一本道であるかどうかを正確に追うことが重要です。

コラム

合成抵抗の計算式は R = R1 + R2 + … となり、単純な加算で求められます。電流による磁界の発生においては、電流の強さ方位磁針の振れる角度には相関関係があります。電磁石の強さを決める条件(電流の強さ、コイル巻き数、芯の材質)を調べる対照実験では、直列つなぎで電流の条件を変化させることが一般的です。なお、電流の向き磁界の向きの関係については「右ねじの法則」を用いることで、方位磁針がどちらに振れるかを論理的に導き出すことができます。

小学生のみなさんへ

直列つなぎとは、電池や豆電球を一本の道のように、つなぎ目なしに連続してつなぐ方法のことです。電流の通り道が一つしかないので、どこか一か所でも切れると、回路全体に電気が流れなくなってしまいます。

電池を直列つなぎにすると、電気が流れる力が強くなり、豆電球は明るく光ります。また、電磁石でんじしゃくにつくクギの数も増えて、磁石の力が強くなります。しかし、豆電球を直列つなぎで増やすと、電気が通りにくくなるため、一つひとつの豆電球は暗くなってしまいます。

実験では、電池の向きを逆にすると電流の向きが変わり、方位磁針ほういじしんの針が動く向きも逆になることを確かめることができます。このように、つなぎ方を変えることで電気の力や向きをコントロールできるのです。

ルラスタコラム

クリスマスのイルミネーションライトには、直列つなぎと並列つなぎを組み合わせた工夫がされています。もし全部が直列つなぎだったら、電球が一つ切れただけで全部消えてしまいますが、工夫してつなぐことで、一部が切れてもきれいに光り続けるようになっているのですね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 直列回路において、回路の各地点を流れる電流の大きさにはどのような特徴がありますか。
回路のどの地点においても、電流の大きさはすべて一定(同じ)になります。
【応用】 乾電池1個に豆電球1個をつないだ回路に、さらにもう1個豆電球を直列に追加すると、明るさはどう変化しますか。理由とともに答えなさい。
明るさは暗くなります。理由は、豆電球を直列に増やすことで回路全体の抵抗が大きくなり、流れる電流の大きさが小さくなるためです。
【実践】 直列つなぎの回路で、つないでいる豆電球のうち1個を外すと、他の豆電球はどうなりますか。理由とともに答えなさい。
すべての豆電球が消えます。直列つなぎは電流の通り道が一本の道筋であるため、一か所でも回路が切れると全体に電流が流れなくなるからです。

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