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子房のつけ根

一般小学生

まとめ

  • ラッカセイにおいて、受粉後に地面に向かって特異的に伸長する子房基部のこと。
  • この部位が土壌に潜り込むことで、地中で果実を成熟させる独自の繁殖戦略を持つ。
  • 「花が落ちて実が生まれる」という落花生の語源となった重要な器官である。

解説

ラッカセイはマメ科に属する植物で、夏に黄色い蝶のような形をした花を咲かせます。一般的な植物は受粉したその場で実を大きくしますが、ラッカセイは非常に珍しい生態を持っています。受粉が完了すると花びらが落ち、子房のつけ根の部分が「子房柄(しぼうへい)」と呼ばれる茎のような形に変化して、地面に向かって急速に伸び始めます。

この子房柄が土の中に数センチメートルほど潜り込むと、その先端が横向きに肥大し、網目模様のある殻に包まれた実(ピーナッツ)が形成されます。地上で受粉を行い、地下で果実を成熟させるというこの仕組みは、乾燥や外敵から種子を守り、確実に子孫を残すための生存戦略であると考えられています。

コラム

ラッカセイという名前は、まさにこの「花が落ちた(落花)後に実が生まれる(生)」という性質に由来しています。英語では「ピーナッツ(Peanuts)」と呼ばれますが、これは「ピー(豆)」と「ナッツ(木の実)」を合わせた言葉です。植物学上は木の実ではなく、土の中で育つ豆類に分類されます。

小学生のみなさんへ

ラッカセイ(ピーナッツ)は、とてもめずらしい育ち方をする植物です。ふつうの植物は、花がさいた場所に実ができますが、ラッカセイはちがいます。

黄色い花がさき終わると、花の根もとにある「子房のつけ根」が、地面にむかってぐんぐんとのび始めます。こののびた部分は、まるで根っこのように見えますが、実は実を作るための特別な通り道です。

この部分が土の中にもぐりこむと、その先っぽがふくらんで、みんなが食べているピーナッツになります。つまり、ラッカセイは「土の中で育つお豆」なのです。花が落ちたあとに実が生まれるので、「落花生らっかせい」という名前がつきました。

ルラスタコラム

ラッカセイは、もともと南アメリカで作られていた植物です。日本には江戸時代に伝わりました。土の中で実ができるので、むかしの人は「土豆(つちまめ)」と呼ぶこともあったそうですよ。

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